目が覚めたらスッキリしていた。
これだよ、これ。
風邪、治ったっぽ。
そうとなったら寝てる場合じゃない。3連休なのだ。
そのうち1日を風邪で台無しにしてしまったのだ。
行くぞ~~~!!
どこへ??
急に元気になったので、予定が立っていない。
病み上がりだから、歩くのはナシ、それじゃ動物園!!
行きたかったラーメン屋とセットで!!
パパパと準備をして車に乗り込んだが、3連休で道路は渋滞である。
私的にはたくさん音楽が聴けていいが、せっかちなダンナがイライラし出すので気が気じゃない。
ラーメン食べたら、お気に入りの羽村動物園へ。
ここは小さいが、小動物が多いので好きなのだ。
明らかに我が家の平均年齢がズバ抜けて高い(笑)
どこを見ても、小さな子供を連れた家族連ればかりである。
しかし歳を取ったって、可愛いものは可愛いと感じるのだ。
「まじヤベー」という娘ぶー子の気持ちと、「あ!!かわいいでしゅよ♪」と言う幼稚園児の気持ちに、何ら差異はない。
もちろん、40女の「お。」も同じだ。
園内を飼育員が、サンタの格好をしてトナカイを引いていた。
こんなに近くで見たのは始めてたが、穏やかそうなヤツで可愛かった。
ダンナが小さな声で「触れないのかなぁ・・・。」と言っていたが、その後、トナカイ舎の前でじっとトナカイを見ていた。
「おとん、トナカイ気に入ったみたいだ・・・。」ぶー子が言う。
ダンナ、トナカイが気に入ったみたいである。
私はシマウマの尻に萌えてしまった。
彼らの尻はツルンとしているくせにイヤにムッチリとしていて、セクシーである。
自分はとにかく、ダンナが欲情するんじゃないかと本気で心配した。
ニワトリ系の小屋もあった。
ちゃんとみんな違う種類なのだが、たとえばウコッケイだとか、比内鶏だとか、あんなんでもたくさん種類があるのだ。
しかし今までこのニワトリ小屋は一度も見た事がなかった。
あんなもの、表札がなければ全てニワトリなのだ。
ところが今日はぶー子が先頭を歩き、そちらに向かっていったので、全て見る結果となった。
「食っちまうぞ。」
悪気はなかったが、退屈な空気を盛り上げようと思ってつい言ってしまったのだ。
ひどい言葉である。
ダンナは「ああ??」と言うようにこっちを見た。
言ってから私もしまった、言い過ぎたと思ったのだが、言葉というものは出てしまったらもう引っ込まないものである。
彼らは本当に食える生き物なのだ。
そして結構旨い生き物なのだ。
腿のあたりなど好きである。
串に刺したヤツなど、嫌いな部位はない。
しかし今ここにいる鶏たちは、愛でるために存在しているはずだ。
ごめんちゃい、ごめんちゃい!!
「失言」の見本のような発言であった。
ぽ子は時々、調子に乗ってこのような失敗をする。
まぁそんなんで今回も楽しんで帰ったのだが、寒くなってきたからか、ほとんどの動物は丸く縮こまって動かないでいた。
次は春に来よう。
羽村に行った。
ウチから羽村は近くはない。
だったらついでがあると、合理的である。
武蔵村山のイオンモールに寄った。
このあたりでは規模の大きいショッピングモールだが、行くといつもヘトヘトに疲れて帰ってくる事になる。
とにかく長いのだ、ぶー子の買い物が。
私も買い物の時間の長さでは結構なものだと思うが、そこにぶー子が加わると、ダンナにとっては単なる疲労の時間にしかならないだろう。
なので今回は個々で見て回ろうと提案して私はサッサと自分のペースで見て回ったのだが、どうやらダンナはぶー子と離れられなかったらしい。
良く考えてみれば、ぶー子は財布を握っている私かダンナと離れる事はないはずなのだ。
ねだりやすい方に付いたのだろう。
私が満足するまで見て回った頃、彼らはまだ半分の地点にいた。
合流するとすでにダンナはヘトヘトであった。
結局ダンナは今回も自分のものはほとんど買わず、ぶー子にねだられたものを買い与えて終わった。
家に着いて惣菜の晩ご飯を食べながら「・・・疲れた・・・。」とこぼしていた。
ぽ子も疲れたが、風邪で寝込んでいるよりも全然いい。
寝るのは好きだが、元気あっての睡眠である。
明日はどうするんだろう??
お疲れダンナに委ねる事にする。