やはり求人広告を見ているうちに眠くなって寝た。
全然寝足りないが、今日は午前中も寝たので控えめにした。
まだ眠い。不機嫌だ。
いい加減、衣替えをしなくてはならない。
半袖が1枚も出ていないのだ。
でもムッチャクチャ面倒だ。
とりあえず2、3枚しまって2、3枚出そう。
夏服は娘ぶー子の部屋のクローゼットだ。
私は色々なことから逃げて暮らしているが、今向かい合いたくない現実第2位と言ったらこのクローゼットだろう。
1位の座は先々週、「仕事探し」に明け渡された。
この家に引っ越してきた時、部屋が1つ余っていた。
この部屋を音楽室として(のちに「スタジオ」、「ライブハウス」と勝手に呼び名を変えていく)私らが自由に使う代わりに
ぶー子に広めの部屋をやった。
クローゼットも一番大きく、普段使わない衣類はここに置くことにしたのだ。
ところが引っ越してくるときに引き出しだけひっこ抜いてきたので
土台がない。
又ぶー子のタンスもないので、現在は夏物が入った引き出しがドデンと積まれ、
その上にぶー子が普段着る服が山のように盛ってある。
げぇ・・・。いじりたくない・・・。
だから2、3枚ずつ取り替えていこうと思ったのだ。
しかし・・・。まずはこのぶー子の服をどかさないと・・・。
「何やってんの?」ぶー子が現れた。
「衣替えだよ・・・。めんどっちーからちょこっとね・・・。」と言うと
「はぁ?やるならやっちまおうよ。もうこんなんそもそもグッチャグチャでどーしようもないじゃん。二人でやれば早いよ。」
ぶー子よ・・・。アンタからそんなセリフが出てくるとは思わなかった。
それじゃ気が変わる前に。
「ぶー子の服。」
「ぽ子の服。」
「ダンナの服。」
ぶー子に渡しながら仕分け。
なんだ、結構すごい量だぞ。
「ぽ子の服。」
「ダンナの服。」
「ぶー子の・・・。」
「ちょとまってわーっ!!」
崩れた・・・。
なんでこんなに多いんだ?
ダンナのT-シャツは39枚もあった。
貧乏性で捨てられない上安いとすぐ買ってしまうので、おのずと増えていくのだろう。
入れてみると引き出しが閉まらない。
2,3枚出してみて丸めて隙間に埋める。
ムムーッと押せば何とか閉まる。
着替える度にこれか・・・。
知らねえ、もう頭も体も限界だ。
そのうち何とかなる。
数回往復して寝室に持って行ったが、座りながら作業をしていたぶー子の姿勢が少しずつ斜めになっていく。
ついに横になった、と思った次は目を閉じていた。
私も疲れたので、ぶー子の部屋は散らかしたままだけどもう今日は終わりにしよう。
あとはぶー子の部屋なんだから勝手にやってくれるが良い。
明日から仕事だ。
パッキンの加工、パッキンの加工・・・。
あぁ、行きたくない。考えたくない。
さすが堂々1位だ、物凄いストレスを感じるぞ。