人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

ライブ当日。

真夏のように、暑い日であった。10月19日。6年ぶりのライブ。

リハまでの1時間は、駅前の居酒屋で軽く前飲み。ここでメンバーやらお客さんやらと偶然出会うのも、赤札屋あるあるである。

 

私達臨ジ・ポコッペリンは、トップバッターであった。

スタートまでに地元の音楽仲間が続々現れて、心強い。なにしろ6年ぶりだ(笑)このハコは初めてで、完全アウェー。

熱音ライブ。ハードロック特集であった。

       

 

結果から言おう。

不思議なことに、全然緊張しなかったのだ。気持ちいいという領域にまではいかなかったが、心配した震えも出ず、コントロールしつつできたと思う。しかしイレギュラーに弱く、MCが苦手だ。シロウト感が出てしまう場面も多々。

客観的な仕上がりはどうだったのか、今はまだ分からない(笑)怖くてまだまともに聴けていないのだ。

印象的だったのは、歌っている間、お客さんとなかなか目が合わなかったことだ。お客さんはボーカル見てないよ(笑)やっぱりハードロックとなると、演奏の方が引き立つのかな。

 

この日の対バンさんは、お世辞抜きでツワモノ揃いであった。どのバンドもクォリティが高く、素晴らしかった。

私自身はハードロックはあまり聴かないので知らない曲ばかりだったが、一曲だけ、以前セッションでやった曲を聴いた。凄いから言わせて!

私はその時キーボードだったんだけど、そのバンドの構成はドラム、ギター、ベースのたったの3人。結構がっつりキーボードソロが入ってたように記憶していたので、どうするのかなと見ていた。

なんと、ベースひとりで弾いていた(笑)Rushの「トム・ソーヤ」という曲だ。知っている人には驚いて欲しい。

 

しかしもう私はステージで疲れ果て、ほとんど楽屋で過ごしていた。もう歳なんかな。最後の方は「まだ歌うのかよ」「あと何曲だよ」とクタクタだったのだ。歌って、ライブって、こんなに体力使うものなのか。確認作業しながらのリハとは違う。本番で力も入っちゃってたのかな。

 

楽屋と言えば、RosyNoteの楽屋は広く、出演バンド全員で共有するスタイルだ。

演奏中貴重品とかどうするんだろうと思っていたが、みんな普通に楽屋に置きっぱなし。私も色々出しっぱなしのままステージに行ってしまったが、全く平和である。戻ってもそれは変わらず出しっぱなしのまま、無くなったものなどひとつもなかったのだった。素晴らしいことだ。

 

そんな楽屋でボーカル講師の方と飲んでいた。

「焼酎を氷なしで割ってもらう。これが一番濃く飲める。」と言うので、私もそれに倣う。本当に濃かった。作ってくれたオーナーのローズさんが、「たっぷり入れたよ!」と笑う。

 

飲み過ぎた。こういう夜も、6年ぶりだ。

そして次は、2週間後である。

 

 

*Set List

・Celebration day

・Rock'n'roll

・Goodtimes badtimes

・Whole lotta love

・Immigrant song

・Heart breaker

・Living loving maid

・Black dog

・The song remains the same

 

 

 

*床屋さんに髪をセットしてもらった。大量のヘアスプレーを使い、「もはやプラントではないwww」と笑いながら髪をおっ立ててくれた。

髪がこんなに引力に逆らったのは、初めてである。