1週間の始まり、面接、ヘッドフォン。
まっとうな人生の第1日目になるといいなと思ったんだけど。
昨夜は予告どおり、酒を飲まずに早めに布団に入り、ヘッドフォンで音楽を聴いた。
先日買ったダニエル・パウターを選んだけど、確かに曲はいいが1枚通して聴くと単調だ。眠くなった。それでいいんだけど。
ところがヘッドフォンをはずした途端、眠れなくなった。
やはり「眠らなくては」というプレッシャーに弱い。
飲まなかったのも原因のひとつだろう。
結局寝た気がしない。
寝た気がしないんだから眠いに決まっている。
面接は11時半だ。
10時に起きれば充分だろう。
起きたら10時40分だった。
面接に間に合わなかった夢を見た。
「こういう時間にルーズなだらしない人は雇えません。」と言われた。
ヤバい、現実になっちまう。
あわてて支度を始める。
初めて行く場所だ、多めにみて11時には出たい。
11時過ぎ、よし出よう、と思ったら自転車の鍵がない。
ノォ~!!
時々ある事なので驚きもしないが、よりによって今日かよ~。
大抵どこかのポケットに入っているが、今日に限ってタンスの上に置いてあった。
こういう時自分のだらしなさがホントに忌々しい。
しかし自転車かっとばして行ってみたら、15分も早く着いてしまった。
意外と近かったのだ。
パッキンの加工、と求人広告には書いてあったが、実際どんなことをするのかは想像もつかなかった。
製造なら暇で退屈するということはないだろうと思って来てみたのですが。
1mmほどのゴムの突起(バリ?)をニッパーでひたすらチョンチョンと切る仕事でした・・・・・。
私は暇が嫌だから前の仕事を辞めたのだ。
もっとジャンジャンバリバリ動きたかったのだ。
こ、これは・・・暇ではないが、退屈だ。
しかも4人で1つのテーブルに向かって黙々と作業をしていて
これではお腹が鳴ったら丸聞こえではないか。
私は緊張するとお腹がグーグー鳴ってしまうのだ。
うわー・・・。
気が重くなった。
しかもやはり履歴書の「配偶者」「扶養」のところがおかしかったようで
「この・・配偶者が有で扶養義務が無っていうのは、何か事情があるのですか?」と聞かれた。
あれ?やっぱ適当に書いたら間違ったか?
聞かれたって私は意味がわかってないんだから答えようがない。
おかしいと思われたんならおかしいんだろう。
「あ、間違えました、無しです。」
適当に調子を合わせたが私に配偶者はいないのだろうか?
もう確かめるのが怖い。
あんなへんてこりんな履歴書を渡してしまって
ますますここで働きたくなくなった。
ただ、土日祝日が休み、時間も希望通り、時給もそれほど悪くない。
100%自分の希望どおりの仕事なんてないだろう。
どこを妥協するか。
1日パチパチ座って切ってれば給料をもらえるのだ。
これを楽を思うか苦痛を思うかは人それぞれで、
あぁ・・・やっぱ苦痛っぽい・・・。
ご飯食べながら今日の求人を見よう。
見たらまた眠くなるのか。