土曜日。
ライブ(観る方)。
打ち上げ参加。
もう無駄酒はやめると決心した後だが、人との付き合いに関する酒は、無駄ではない。喜んで打ち上げに混ぜてもらう。
しかし問題があった。
犬の散歩・夜の部をどうするか。
いつもなら娘達に頼んでいるのだが、コロナの濃厚接触者になった可能性が出てきてしまい、来られなくなってしまったのである。
となると自力で行かなくてはならないが、打ち上げの開始時刻は14時。
これより早いと「夜の散歩」にならない。しかしあまり酔ってしまえば、散歩という行為が危険になってしまう。
仕方がない、「あまり酔う前に帰宅」ということに。
これは神の思し召しだ。また飲み過ぎて恥をかき、翌日心身共に辛い思いをするなどということを、回避できるのである。
折しも、ソバーキュリアスなどというものを意識し始めたところである。いい機会であった。2時間ばかり軽く飲んだら家に帰り、パリッとしたまま夜まで過ごそうじゃないか。
悪くない。
私は、家に帰ってからやることを考えた。少しばかり酔ってもできること。こうでもしないと、また家でひとりで飲んでしまいそうである。
16時。打ち上げ、終了。
割りもののアルコールが薄かったため、ワインを何杯も飲んでしまった。
いい気分である。しかし、まだコントロールできる状態であった。周りは2次会へと流れていこうとしていたが、私は家に帰ってからのことを考えていた。
しかしである。
「帰らないで。」
嬉しい言葉じゃないか。
ハイハイハイハイ、戻ってきますよ♪
ということで、呆気なく私の帰還が決まってしまったのであった。
まぁそんな程度である、私の決心なんて。
その前に、ミツコの散歩を済ませなくてはならない。
その後、散歩の記憶が全くないということは、この時点ですでにかなり酔っていたと思われる。
散歩を済ませてヤク中どものところに戻ろうと思ったら、エルがいない。
探し回るも、いないのである。時間はどんどん過ぎる。
エルは、2階のダンナの寝室で寝ていた。酔っていなければ、簡単に見つかったはずである。とんだタイムロスだ。
2次会はどうなっているだろうか。今から戻ってすぐに解散になる可能性も否めない。
そして、飲まずにいたために、酔いも覚めてきたのだ。これから戻って、わざわざまた酔うこともないんじゃないか。
迷いたくなかったので、眠剤を飲んで寝てしまった。
あまりにも早い時間に寝たので、半日寝倒してしまったのだ。お陰で翌日はスッキリ。6時半に犬の散歩である。
勝った、と言いたいが、リストアップしてあった「少しばかり酔ってもできること」を何一つやらないで寝てしまったのだ。
アルコール、手強い奴め。
そして奴らは、翌日にも勝負を仕掛けに来るのである・・・・・・・。