人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

コレクション・2

EE:AE54Aコレクション・1のつづきEE:AE54A

やってみれば、とんでもなく大変な作業であった。

まずはカテゴリー別に仕分けすることにしたが、カテゴリーのボーダーが曖昧である。

「花」と「絵」。花の絵はどっちのカテゴリーなのか??

良く見ると、著名な絵の方は作家の名前が入っている。これは「絵」にする。

能面のカテゴリーって何EE:AEB2F壁画と一緒でいいのかEE:AEB2F

まぁ正解はないのだ、自分で決めればいいのだが、自分で定めたカテゴリーも数が増えるに従い「やっぱり違うだろ」となったり、さらに分裂させたりすることになったりする。

そしてこれらを袋に入れていくのだが、指先が乾いていてなかなか口が開かないEE:AEB64地味にストレスだ。時間もかかる。

また、文字が物凄く小さくて全く読めない。全く。スマホのカメラで拡大して判読する。

1時間半を掛けたが、ほとんど進まなかった。これを終えるには、相当の時間が掛かることだろう。やらなくてはいけないことは、他にもたくさんあるのだ。今日、1時間半の時間をここにあてたところで、家の中に変化は全く起こっていない。こんなことに時間を奪われるなんて、不経済である。

私はフリマアプリを検索した。

このような状態の使用済み切手は、コレクションとしての価値はないと以前調べて分かっていた。

それでも中には奇特な人がいるかもしれない。切手収集自体は、そんなに稀な趣味ではない。色んなコレクターがいるだろう。種類だけ集まればいいという人もいるかもしれない。

これを丸投げできたら、どんなに楽だろうと心が動いた。

でも結局やっぱり、それはやめた。理由は一つ。これらが愛おしいのである。

ストックブックに収納したところで、それを見ることなど恐らくほとんどないだろう。そして、見たところで思ったよりも楽しくはないだろう。

それでも手放せないのが、コレクションだ。

なぜ、集めるということが楽しいのか。

多分切手に限らないだろう。何かを集めていくという行為そのものが、楽しいのである。

収納は、その最後の仕上げだ。私は一番楽しい部分を放棄しようとしているのだ。

これは家事とカウントしないで、趣味としてまた別枠で消化していくことにする。

趣味枠には「ゲーム」という強敵がいるのだ、果たして時間の確保ができるかが問題だが・・・。