子供の頃、映画館で観た作品だ。
テレビ放送の方はほとんど観たことがなかったので、私の中での999と言えば、こちらになってしまう。
監督:りんたろう
声:野沢雅子、池田昌子、井上真樹夫、田島令子
銀河鉄道が宇宙空間を走る時代のこと。
人間は、永遠に生きることができる機械へと体を買い代えていた。
しかしそれができない一部の人間は、世間のはみ出し者として生きるしかなくなっていた。
少年・鉄郎も、そんなひとり。
母親を機械人間に殺され復讐を心に誓うも、その手段がない。
そんなある日、「メーテル」と名乗る女性が銀河鉄道999のパスをくれると言い出した。
条件は、一緒に旅をすること。
鉄郎は999に乗り、メーテルと一緒に機械の体をタダでくれると言う星を目指す。
「機械伯爵」の居場所を探すうちに、同志にも出会う。
鉄郎の旅は順調に見えたが、それと共に深まるメーテルの謎。
一体メーテルは何者なのか?
そして999は終着駅に着く。それは、「メーテル」という名の機械化母星であった・・・。
まぁ凄く好きだった映画だ、採点は甘くなる(笑)
それにしてもだ、古い。古臭さはどうにもならん。
演出の古さ、セリフ回しの古さ、音楽の古さ。いい作品だけに、今観ると非常に残念だ。
しかし言い換えれば、ストーリーはやはり良かったと思う。
見知らぬ星への旅、正義、「限りある命」と対峙する人々の想い。葛藤。
宇宙という大きなスケールに、それらが散りばめられている。作者の松本零士の偉大さを感じた。
ただちょっと、詰め込み過ぎの感はあった。ドラマの最終回の詰め合わせのような、怒涛の展開ラッシュに疲れた(笑)
最後はホッとしたのもあり、ゴダイゴの歌う999にちょっとウルッときてしまったじゃないかEE:AE5B1
ぽ子のオススメ度 ★★★★☆
ダンナのオススメ度 ★★★★☆