先日のマグロ解体ショーが、思いがけずエキサイティングだったのでお話ししたい。
このお店のマグロ解体ショーには、一度だけかち合ったことがある。
私達はBBQの買い出しに来ており、このショーが売り場の一部を占拠していて非常にテンションが下がったことを覚えている。
マグロ解体ショー。
そんなもののどこに魅力があるのか。
目の前で大きな魚をさばく技術にほれぼれするためのショーなのだろうか。
ショーの目的すら、想像のつかないものであった。
どうでも良いが、その売り場にはいつもカキがあったはずだ。それが欲しくてわざわざやってきたというのに。
時間になるとショーにはたくさんの人が群がり(まじかEE:AE482)、ショーはセリの形相を呈して来る。
なんと、大の大人がジャンケンなぞしてマグロを取り合っているのである。
恥ずかしくて見てられん。
早々に店を出た。
それが今回、サンマを買うついでに「ぜひ中落ちをゲットせよ」との指令が出たのである。
その具体的な意味は、分かっていなかった。
あのショーで解体された中落ちを買って来い、ということなのだろうと思っていたので、時間が来たら大人しくマグロの周りに群がったのだ。
ドーンと置かれた巨大なマグロ。それに包丁が入って行く。
別にショーなんかにしないで普通に切り分けて出してくれりゃいいのに、と見ていたら、サクサクッとまずカマの部分が切り分けられた。
スタッフはそれを袋に入れて高々と上げ、「これEE:AE482見てください、こんなに大きなカマEE:AE482これですが、せっかくですので500円EE:AE482500円でいかがですかEE:AEB2F」と叫んだ。
巨大なマグロの巨大なカマだ。かなりザックリ切り分けたので、とにかく大きい。
「ですがこれ、2つしか取れないので、ジャンケンになります、勝ち抜けEE:AE482」
か~~~、こういうことかEE:AEB30
いや、欲しいでしょ、こんなの500円じゃ普通買えないってEE:AE482
かくして私は、全てのジャンケンに参加してしまうのであった(笑)
こうしてマグロは次々と切り分けられ、ジャンケンのなかった普通のサクを2つも買ってしまった。
1つ1400円である。
品質と大きさを考えればこれでも破格なのだろうが、普段なら手の出ない代物だ。
「大トロも中トロも赤身も、どれでも1400円EE:AE482」なんて言うからさ、それ行け~~EE:AEB30ってなっちゃうでしょEE:AEB64
で、このサクの後が、中落ち戦である。
こちらはふたりで来ていたので、どちらかひとりが勝てればいいのだ。予め同じものを出さないように示し合わせていた。
それでもここまで、ことごとく負けて来たのだ。あのアラ3.5キロ300円、欲しかったなぁEE:AEB30
しかし実は、やっているうちにスタッフのジャンケンの傾向が分かって来たのだ。
中落ちは、3つ。
勝ち残れるか。
ゲット~~~EE:AEB85EE:AEB85EE:AEB85
欲はかかずにここまでで退散した。マグロ戦にこの先があるのかは分からない。
いや~~、しかし面白かったわEE:AEB64
今となっては安いんだか高いんだか良く分からないが、ショーと思えばいい料金だろう。
平日はもっと競争率が低いような言い方をしていたので、またコッソリ行ってみたいと目論んでいる。
マグロ解体ショーは、金曜日だ。
外飲み自粛フライデーにピッタリではないかEE:AEAAB