戒めとして、書き残しておく。
本当に可哀想なことをしてしまった。
悪いのは、私だ。100%私なのだ。
雨が降ると水かさが増えるので、あえてよしずやシェードを外すようにしている。
台風が去り、その翌日は快晴であった。
2、3号鉢のシェードの方は、洗濯物を干す時に気がついてかけておいた。
しかし、1号鉢とその隣の小さな発泡スチロールの方を、すっかり忘れてしまったのだ・・・・・・。
昼過ぎにエサをやろうとベランダに出て、その悲劇を目の当たりにすることになる。
1号鉢の水温計は、MAXの40度を振り切っていた。
小さな発泡スチロールの稚魚は全滅、1号鉢は水量と水草が多いのが幸いしたか、死んだのは1匹。
指を入れたら、熱かった。
鍋に入れて煮てしまったようなものである。
可哀想に、熱かっただろう。
エサをあげると喜んで寄って来た稚魚たち。どんな色になるのか、成長が楽しみだった。
苦しかっただろうなEE:AEACB
1号鉢の成魚も、とうとう残り2匹となってしまった。
死んだのは、大きな白メダカであった。
元気だったのだ、そこに私以外の原因が入り込む隙はない。
どんな言い逃れもできない。うっかりなんていうことでは済まされない。小さくても、命だ。
もし水槽に入っていたのが自分の子供だったら、私は「うっかり」忘れたりしただろうか。
そんなつもりはなかったと言っても、無意識にどこかでその小さな命を軽んじていたのではないか。
真夏に車の中に子供を置いてパチンコやってる親と、変わりはしない。
全ては後の祭りだ。
温度の上がる水を、どうにもできないメダカ。死ぬまでそれに耐えたのである。
これまで何匹もメダカを庭に埋めてきたが、こんなに酷い死なせ方をしたのは初めてだ。
せめて魂となって、亡き母と同じ場所で安らかにいて欲しい。
私は地獄に堕ちるだろうか。