人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

メダカの飼育日記・43

戒めとして、書き残しておく。

本当に可哀想なことをしてしまった。

悪いのは、私だ。100%私なのだ。

雨が降ると水かさが増えるので、あえてよしずやシェードを外すようにしている。

台風が去り、その翌日は快晴であった。

2、3号鉢のシェードの方は、洗濯物を干す時に気がついてかけておいた。

しかし、1号鉢とその隣の小さな発泡スチロールの方を、すっかり忘れてしまったのだ・・・・・・。

昼過ぎにエサをやろうとベランダに出て、その悲劇を目の当たりにすることになる。

1号鉢の水温計は、MAXの40度を振り切っていた。

小さな発泡スチロールの稚魚は全滅、1号鉢は水量と水草が多いのが幸いしたか、死んだのは1匹。

指を入れたら、熱かった。

鍋に入れて煮てしまったようなものである。

可哀想に、熱かっただろう。

エサをあげると喜んで寄って来た稚魚たち。どんな色になるのか、成長が楽しみだった。

苦しかっただろうなEE:AEACB

1号鉢の成魚も、とうとう残り2匹となってしまった。

死んだのは、大きな白メダカであった。

元気だったのだ、そこに私以外の原因が入り込む隙はない。

どんな言い逃れもできない。うっかりなんていうことでは済まされない。小さくても、命だ。

もし水槽に入っていたのが自分の子供だったら、私は「うっかり」忘れたりしただろうか。

そんなつもりはなかったと言っても、無意識にどこかでその小さな命を軽んじていたのではないか。

真夏に車の中に子供を置いてパチンコやってる親と、変わりはしない。

全ては後の祭りだ。

温度の上がる水を、どうにもできないメダカ。死ぬまでそれに耐えたのである。

これまで何匹もメダカを庭に埋めてきたが、こんなに酷い死なせ方をしたのは初めてだ。

せめて魂となって、亡き母と同じ場所で安らかにいて欲しい。

私は地獄に堕ちるだろうか。