人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子53歳。

 

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シーズン到来

ベランダの睡蓮鉢を支えていたラックが錆びてきたので、睡蓮鉢を移動させたのだ。

日当たりのキツくない、玄関へ。

中にいたメダカはすでに他の鉢に引っ越しさせたので、水草だけの鉢になっていた。

ここには今年採卵した卵を入れていくつもりだったのだが、他の鉢から持って来た水草に卵がついていたらしく、ある日稚魚が生まれていたので驚いた。

「針子」と呼ばれる、1センチほどの小さな小さな稚魚だ。その細い胴体に、目玉だけが確認できる。メチャクチャ可愛い。

現在はこの1尾が、直径40センチほどの睡蓮鉢を独り占めしている。

「メダカでもいるんですか?」

昨日のことだ。新聞の集金に来たいつもの女性が、鉢を見て聞いてきた。

いる。

いるけど、メダカ、・・・というか、まだ目を凝らさないと見えないほどの稚魚だ。よくぞ聞いてくれた、可愛いのだ、言いたくて仕方がない。

「メダカ・・・、はい、そうなんですけど、あの、最初はカラッポだったんです。そこにですね、他のところから水草を入れたらですね、そこに卵がついていたみたいで、それが生まれて今はその子が一匹だけいるんです。」

舞い上がってしまった。「ハイ、稚魚が1匹。」でいいじゃないか。しかも説明、分かりにくいぞEE:AEB64

集金レディは「開けてはいけない扉を開いてしまった」みたいな顔をして、「そうなんですか」とだけ答えて、愛想笑いをした。

恥ずかしい。

「なんちゃってね、アハハ」と心の中で付け足す。

しかし、可愛いものである。

住民のいない鉢はどこか無機質で、全く関心が向かなかった。

そこへこんなに小さな命の、存在の大きさ。

針子のシーズン、到来だ。