メダカが最初の卵を産んで、9日が経った。
孵るまでの日数は、一日の平均気温の合計が250℃に達した日とのこと。
つまり、平均気温が25℃の日が続けば10日、ということだ。
それをベースに考えたが、日当たりのいい室内と言えど、どう考えても25℃の日はそんなになかったと思う。
なので、2週間ぐらいかかるんじゃないか。
しかしあくまでも感覚のみのザックリ計算なので、そろそろ針子用の水槽を作ることにした。
そんな大げさなものではない。
100均のプラケース(1.5ℓ)にカルキを抜いた水と水草を入れるだけだ。
午前中に準備し、温度合わせのために室内に入れておいた。
午後になって様子を見に行くと、
産まれてるEE:AE5B1
ヤバい、まさかこんなに早くEE:AE5B1
見たところ1匹だけだが、どうしよう、これは卵用の容器で水はほんの少し。
生きているところを見ると自然にカルキは抜けたようだが、このままここで育てる訳にはいかないEE:AE5B1
とりあえず、残りの卵を全部、針子用ケースに移す。
で、どうしたらいいんだ??
とにかく水を増やさなくては。
どの水??
針子部屋に行くんだから、針子部屋の水だEE:AE5B1
散々調べたが、とにかく極小サイズなので、どんな刺激にも非常に弱いそうだ。
水を入れるにも、ほんの少しずつになる。
スポイトで少しずつ入れてみたが、1回の量が少ない分、こまめに入れに行かなくてはならない。私が他の事をできなくなる。
稚魚のエサと、点滴法のチューブセットを買って来た。
点滴のように1滴ずつ、水を入れていくことができるのだ。勝手にやってくれる。
お店の人がやったように、チューブの端を水に入れてから吸ってみたが、これが全然出てこない。
とうとう針子用水が口に入ってから、水力の調整だ(笑)
これにて楽にはなった。
しかしだ。
見ていると、上の方から1滴ずつポタンと落ちていくのである。
酸素の泡ですら負担になるという話があったが、これもどうなのか。
たまたまあった薄いプラ版に当たってから入るようにしたが、水に入る時の揺れだけは止められなかった。
ザ・ファースト針子よ、どうか頑張ってくれ。
1時間ほどすると水位が下から4センチぐらいまでになったので、そこで針子部屋に合体させた。
うわ~~、急に見づらくなったぞEE:AE5B1
水の量が増え、酸素の泡だらけ、水草も入った、卵も良く分からない。
何とかいることだけは確かめたが、これが最後の姿である。夜になってもその後、姿を見ていない。
見つけられないだけならいいんだが。
ちゃんと育つのは、慣れないうちは半数ぐらいになるだろうとショップのスタッフは言っていた。
自然界では淘汰されるはずの命も拾い上げてしまったのだ。ある程度覚悟はしている。
産卵シーズンだ。
第2章の始まりである。