人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

酒を消費する・2

酒を消費する・1の続きになっております*

という訳で、キッチンに酒が並んだ。

肉に焼き目が付くと、いよいよこれらの酒での煮込みが始まる。

「日本酒、300ml。」

「赤ワイン、300ml。」

「ウィスキー水割り、300ml。」

水割り、となっているのは、レシピの発案者は水割りの缶を使用していたからであった。

じゃ、ウィスキー150ml、水150mlでいいや。濃い目ねEE:AEACD

それから、ビール150ml。

・・・・・・。

なんでビールだけ、150mlなんだろう?

私が行ったスーパーでは、一番小さいので350mlだったからそれを買ってきたが。

何となくコクがありそうなので、黒ビール。

発泡酒ではない。

由緒正しき、黒ビールである。

150mlを量って鍋に入れると、私は少し考えてから、いつも使っているビールグラスに残りを注いだ。

ま、こうなるよね(笑)イタダキマスEE:AE5BE

こうして残りのビールを飲みながら、他の調理をした。

あっという間に飲み切ってしまったが、寝た子を起こした状態である。私の飲酒魂は覚醒した。

こんなものでは、もちろん満たされない。

時計を見ると、う~ん、5時かぁ・・・。

ここで次を飲んだら、寝るまでノンストップの可能性がある。

相当飲むことになるぞ。

いや、それ以前に、ダンナが帰って来て私が酔っ払っているというのはどうか。

冷静に考えているつもりではあるが、当然私はもっと飲みたいのである。私が考えているのは、言い訳であった。

このレシピを選んだ理由は、中途半端に残った酒の処分である。

忘れている酒が、他にもあったはずだ。

これの「毒味」を、私が体を張ってしてあげよう。

酒の放置地帯へ行くと、もう何年も飲んでいない飲みかけのカルーアを発見。

ハイハイEE:AE5BE飲めるかどうか、私が確かめてあげますよ。

言いましても相当古いのは確かだから、何なら私が飲んであげますよ。

アルコール度数、20%。結構高いねEE:AEB80

濃い目、濃い目。

牛乳を足す。

甘っ!!

なにこれ、まるでシロップじゃん!!

さらに牛乳を足す。

カルーアは濃い目になどできない飲み物のようである。

これを1本空けてやろうと思ったが、この甘さ。

一体カロリーはどれぐらいあるのか?

100mlあたり326kcalだそうですEE:AEB64

ヤバい、軽く今、100mlは入ったよEE:AE5B1

美味しかった。

味に問題はなかったが、今後あれを飲む勇気はない。

こうしてアルコール度数20%を牛乳で割って10%ほどにしたカルアミルクを飲み干すと、ますます飲酒欲求は高まっていた。

飲む程に開き直るものなのか、もうちょっとぐらいいいじゃないかとハードルが下がっている。

冷蔵庫の中にはストロングゼロとウィルキンソンのジントニックが入っていた。

アルコール低い方にするから、許してねEE:AE5BEプシュッEE:AE4F4

調理の最低ノルマが終わっても、まだジントニックを飲み切っていなかった。

さて、何しようかなEE:AEACD

・・・ではない。

ピアノのコピーしなきゃならないでしょEE:AE482日曜、リハだよEE:AEB30

でももう飲んじゃったしなぁ・・・。

しかし、私はすでに悪い予想をしていた。

このまま飲み続け、酔っ払い、明日は二日酔いで何もできない。

そして明日は金曜だからまた飲む。

そして明後日は土曜だからまた飲む。

そうなると、リハまで毎日二日酔いなのである。やるなら今しかない。

初めて酒を飲みながら、コピーした(笑)

もう練習する気力は残ってないので、今日の仕事はもうこれでおしまい。閉店にしよう。

じゃ、引き続き飲みますか。

・・・・・・・・。

酒を飲みながら頭を使い、私はその時どうなっていたかというと、猛烈に眠くなっていた。

もう酒なんかいい。

それよりも、煮込んでいる酒ちゃんぽんに入れるブイヨンがなくなっていたのだ。あれを買いに行かなくてはならない。

私が寝たのは結局12時半頃だったが、それまで地獄であった。

買い物へ行き、残りの調理をし、いよいよ本当に眠くなったが、ここで寝たらもう起きる自信がなかった。

罪深さは寝ることと同等だろうが、ゲームで睡魔と戦った。

苦労の甲斐あり、酒ちゃんぽんは美味しかった。

「きっかけのビール150ml」を飲むために、また作ることだろう。

リハが近くない日にまた。