これだけズボラで風呂に入らないぐらい全く平気な人間でも、化粧をしたまま寝ることには抵抗がある。
名も知れぬ有害物質を顔につけたまま夜を明かすことと、名も知れぬ有害物質が布団や枕に移りそうな不安からである。
化粧を落とす方法は、
①メイク落としを兼ねた洗顔
②クレンジングで化粧を落とした後、普通に洗顔
③メイク落としシートで拭く
だいたいそんなところで、断然③がラクなので、100均のシートを使っているのが現状だ。
厳密に言えば、その限りにはあらず。
例によって試供品があればそれを優先するし、気まぐれでメイク落とし洗顔を買ってくることもある。
ただやっぱりラクなのは、シートで拭いて落とす方法である。
ところが時々これを切らす。
そんな時は、あちこちひっくり返して旅行用の使い切りサイズなどを見つけ出してしのいでいた。
意外と何とかなるものである。
しかしやがて、何ともならなくなる日が来るのである。何とかなってきてしまった弊害である。永遠に何とかなるような気になっていた。
ある晩、化粧を落とそうと思ったらシートがなくなっている。
普通の洗顔剤ならあるが、これで化粧は落ちるのだろうか?
洗わないよりは良さそうだが、わざわざメイク落とし洗顔剤などというものが出ている程である、これにそのような威力があるとは思えない。
何となく、化粧の残った顔をそのままにして寝るような感じが気持ち悪く、何とかあるもので落とせないかと調べてみたのだ。
化粧は油性とのことである。だから落とすのに難儀する訳だ。
そりゃそうだ、そんなに簡単に落ちるようでは、化粧としての役目を全うしていない。
で、油性の化粧はどうやって落とすのかというと、「油は油で制す」。
そこに載っていた方法は、オリーブオイルで落とすというものであった。
お、オリーブオイルって、もこみちがお料理に使うヤツねEE:AEB64それを顔に塗るのか・・・。
そういえば、DHCのお泊りセットを買うと、洗顔後の手入れの仕上げはクリームではなく、オリーブオイルであった。
気持ち悪くて使ったことないよEE:AE5B1
そもそも、顔の手入れと化粧落としの原材料が同じってどうなのよEE:AE5B1
どうしても顔にオイルを塗る気にならなかったので、普通に洗顔してごまかしてしまった。
その後も何度か同じことがあったが、ある晩。ついに私はオリーブオイルを手に洗面台に立ったのだ。
酔っていたのである。
今ならできる、と思ったのであった。
酔っていたとはいえ、ほんっとうに気持ちの悪い感触であった。
ヌタヌタだ。
でも化粧、落ちた(笑)
テカテカの顔は化粧が落ちて元来のブス面が現れたが、さてどうしましょう。手も顔もベタベタである。
風呂場に行って洗顔剤を持ってきて、洗い流した。気持ち悪いだけでなく、手間もかかるやっちゃ。
しかし化粧はちゃんと落ちた。
この気持ち悪ささえ我慢できれば、シートが切れてももう怖いものなしである。
・・・で、慣れるね(笑)
その後も何度かシートを切らせたが、結局この方法でしのぐようになった。
今ふと思ったが、サラダオイルでもいいのだろうか??ゴマ油とか??
気持ち悪いが、オリーブオイルだって最初は躊躇したのだ。酔ったらできるかもしれない。
そんな日が来ないように、シートは切らせないようにしたい。