人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

更に難易度の高い宿題と、猶予のない猶予

休日はなんとなくなぁなぁにしてしまったが、気の重い宿題があったのだ。

先日、我が家の先住猫が腎不全になっていることが分かり、いよいよ来るべきものが来たか、という気持ちになったところだ。

13歳。猫としてはもう高齢だ。何が起きてもおかしくはない。

「腎不全」などと聞くといかにも恐ろしい響きだが、実は猫の腎不全は比較的ポピュラーなものである。

なので病院で猫の様子を聞かれるときは、「水を異常に飲んだりしませんか?」などと腎不全によくある症状を引き合いに出される。

水の方は正直、気がつかなかった。むしろあまり食べないので心配だと言ったのだ。

食欲がなくなり、体重が減るのも腎不全のサインである。

検査の結果、嬉しくない太鼓判を押されることとなった。

で、宿題とは、「オシッコをとること」と「一日に飲んだ水の量を計ること」だ。

4匹の多頭飼いだ、どちらも困難を極める。

時に、去年の10月に先住姉妹猫の健康診断でやはり採尿の必要があったが、とうとう1匹は諦めたままとなっていた。

なんでそんなに難しいかはコチラ参照。

聞けば、とり損なった子の方もまだ受け付けてくれるというので、実質2匹分の宿題である。妙案、未だなし。

もっと難易度が高いのは、飲んだ水の量の方である。

計るったってあんた、猫相手に何を仰るか、単位は何だか分からんが、1回分は恐らくほんの微量になろう。

そもそもどうやって計るのか?

たとえば軽量カップで100cc計って皿に入れる、それを猫が飲む。

さて何cc減ったでしょう??の世界である。

もっと正確に計るにはどうしたらいいのか。

計る。

計り。

はかり。

あぁそうか、はかりで計れば数字が出るね。

しかしグラムって・・・。先生の求める単位は何なんだろうか??

「1日60グラム飲みました。」と言って「グラムかよ!!」ってならんだろうか。

ネットで調べれば分かるだろうか、水1gが何ccか。

もうここまでで私の頭は限界だ。調べるのは計れてからにする。

で、計るためには「ラッキーのための水をラッキーにだけ飲ませる」必要がある。なので、出しっぱなしにできない。

しつこいが、猫は4匹いるのだ。それぞれが欲しがるタイミングでそれぞれに出すことになる。

私は猫の奴隷か。そこまでして猫の水のことだけ考えなくてはならない日が来るとは。

ところで腎不全になってしまった子には、できるだけたくさん水を飲ませた方がいいらしい。

なので私は頼まれもしないのに、水を計って入れてはラッキーを連れて行く。

すぐに飲むか飲まないかしてくれれば早いのだが、時々皿に顔を入れたまま座り込む。

どっちだEE:AE4E5目が離せんEE:AE5B1

もうひとつ言うと、先住姉妹その2のミュウも、腎不全の疑いがある。この子はほんっとうに水を良くのむのである。

だからオシッコついでにこの子の分の水も計ってやろうと考えているのだが、こんな手間が倍になると、どれも手薄になってしまう。

そして極めつけは、薬だ。2種類の薬を飲ませなくてはならないのだ。

これは缶詰のご飯に混ぜたら呆気なく食べたので手間はいらないが、とにかくすぐ吐くのでこちらも注意が必要なのであった。

吐かないように、ごく少量のご飯に混ぜ・・・、洗濯物を干して戻ったらもう吐いてあるEE:AEB64

誰よ、吐いたのEE:AE5B1

ラッキーとは限らないので、「飲ませ過ぎるリスク」よりも「飲めなかったリスク」を選び、薬の追加はしないでおく。

連休の3日間と休み明けは、完全に諦めモードであった。

自分の首を絞めてしまった。果たして今週中にケリはつくのだろうか。