人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

ロンリージャイアン

一夜漬けにもならない「昼漬け」で赴いた、森山良子コーラスの合同練習。

「暗譜で」という条件は、いつからなのかが書いていなかったのだ。早速暗譜の可能性もある。

前回事前練習に来たのは、プロ並に上手い面々であった。

あんなんばっかり来るのかなEE:AE474

下手な上に歌えないではシャレにならない。必死で寸前まで練習していた。

一体どんな練習になるのだろうか。今度は他の合唱団の団員も集まってくるのである。

募集は100名程度となっていたので、それぐらいは来るのだろう。

自主練なんてはずはないから、誰かが指導に入るはずである。

プロのバックだ、生半可な気持ちでは許されない。

やっと気づいたが、私は生半可な気持ちであった。

というか、こんなに難しいとは思わなかったのである。

わが合唱団の指揮者のもっきゅんは、変な音が出るとちゃんと分かって指摘するのだ。

この練習で、みんなの前で指差され、「ちゃんと歌え!」などと怒られたどうしようEE:AE473

怒鳴られたり、帰れとか言われたら嫌だなぁ・・・。

結局、覚えきらなかった。

9割程度はインプットされたが、残りの1割は、その都度違う箇所を間違えるような状態で、出たとこ勝負の運である。

もうどうにでもなれよEE:AE4E5まな板の上の鯉だ。最悪、次の練習までに何とかするッ。

受付、18時30分から。練習開始は19時からとなっていた。

エテュード合唱団からのアルトパートは私一人である。

一人で30分待つのも嫌だったのでちょっと遅れていくつもりが、早く着いてしまった。

テレテレ歩いて嫌々会場に向かう。

チェック・イン。

席はパートごとに分けられており、私は左のアルトパートの中の一番左端に座った。列は真ん中ぐらいか。最前列には、少年少女合唱団と思しき女の子たちが陣取っている。

やがて席が埋まり始めるも、誰も私の横に座らないEE:AEB64

そもそもみんな合唱団同士で固まっているようで、完全に私は孤独であった。

まぁ隣が空いているということは、私の歌声が聞こえる人が少なくなるということだ。そう考えれば悪くない。悪くないんだよ!

待っている間に、資料を読む。

参加団体。コールマイゼ、マードレ・コール、舞歌・・・。う、上手そうな名前ばっかりEE:AE5B1菜の花合唱団とか、歌声ラララとか、そんな庶民的な名前は見当たらない。

しかし周りを良く見ると、年齢層高っEE:AEB30実際はどうやら庶民的な模様。

考えようによっちゃ、年齢=経験という言い方もある。安心はできないが。

私の隣は3つの席が空いたまま、練習が始まった。私だけ、飛び石だ。

「はぶんちょ」チックでヘコんでいたところ、遅れてきた人が隣に座ったのだ。

EE:AE471と思ったのも束の間、その人は前の団体の仲間であった。席がなかっただけである。これにより、なおロンリーになった自分。

孤独に磨きがかかっただけではない。私の歌声のこんな近くに、耳のついた動物がいるのである。やりにくいのーEE:AE5B1

しかも彼女は、ボソボソとしか歌わない。だから私の声が響いてしまう。私の下手な歌声が。

しかし、下手ゆえに小さな声で歌うことができない。ジャイアンみたいなものだ。マジで涙出そうだったわEE:AEB64

その後、当日の立ち位置を決めるので席替えがあり、「私下手なのよEE:AE595みんなの歌を聴いてるのEE:AEACD」という人懐こい方の隣になって救われた。逆隣はメチャウマだったが。

つまり、レベルは本当に色々、私は一番下手かもしれないが、オペラ歌手みたいなのばかりではなかったのだ。気が楽になった。もう開き直って歌う。

楽譜は見ても良かったし、講師は少年少女合唱団の先生だ。楽しく練習した。

なかなか言われた通りに歌えないが、言わんとしている事はわかる。

しかし言わんとしている事はわかるんだが、なかなか言われた通りに歌えん(笑)

明日は久々にヒトカラに行こうかと思う。