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「明日、11時ごろ迎えに行きます」というメールを受信した。
前の会社で一緒に働いていた、さとちゃんである。
えっ、明日!?カレンダーを見ると、一週間間違えてその予定は書き込んであった。
あぶねーEE:AE5B1メールがなかったら大変なことになってしまうところであった。
ところが財布の中が大変なことになっていた。ほぼスカンピン。
家じゅうのお金をかき集めて、手土産を買うことに。
さとちゃんの家に行くのは、初めてである。
今は結婚して、比較的我が家から近い団地に住んでいる。
私も一時期住んでいたことのある団地だが、さとちゃんの家は賃貸ではなく分譲地区の方で、きれいにリフォームされてまるで同じ団地とは思えない内装になっていた。
私の中のさとちゃんは、どちらかというとオッチョコチョイで天然の「助けてあげたくなるような」女の子であった。
失礼を承知で言うと、私と同種に分類していた。
しかし今日お邪魔して、私はさとちゃんの新たな一面を知ったのであった・・・。
まず、家の中はきちんと整頓されているだけでなく、趣味良くまとめられていてちょっとしたお店のようであった。
「物が多くて・・・」と嘆いていたが、我が家に比べればスッキリとしてがらんどうである。
そして、私が赤ちゃんにミルクをあげている間に喋りながらチャチャッと食事を作りあげ、テーブルに並べた。そこには温かいお茶まで出ている。
できたての味噌汁は、とてもいい香りがした。いいダシをとっているようで、見せてもらったが、その辺では買えないものらしい。
その中には、高くて買えない「あおさ」が入っていた。あぁ、こんな味噌汁をダンナに飲ませてあげたい。彼は一生、この味を知らずに終わるのか。
さとちゃんは会話も上手だ。
自分の話をし、私の話を引き出し、気まずい沈黙を作るようなことをしない。
そして喋っている間に自然にお皿を下げ、サッと洗い、「コーヒーと紅茶とどっちがいいですか?」と聞いてケーキと一緒に出した。
皿なんて、限界まで洗わないものではないのか。早い。
そしてまた喋っている間に、ケーキの皿とコーヒーカップもサッと洗ってしまった。
女子力。
そんなものを思い知った。
ウチのダンナは不幸である。
結婚は、くじ引きだ。
ついでに書くと、彼女は洋裁も料理も得意だ。今日話していて分かった。
赤ちゃんにサンタ服を作った。
バッグや人形の洋服を作るのが好きだ。
今、肉まんを作るのに凝っている。
今夜はポトフが食べたいというダンナの(これも友人だ。だからあえて「ご主人」とは書かない)リクエスト。
さとちゃんには、3ヶ月になる赤ちゃんがいる。
内職もしていて、私よりも自由な時間も精神的な自由も少ないはずである。
どうしてこんなに違いが出てくるのだろう?と呟くと、「何に時間かかってますか?」と聞かれ、考える。
ブログやゲームもやるが、もちろん一日で一番時間を割いているのは家事である。
不思議だ。
さとちゃんは魔法使いなのか?
それとも私が救い難いのか?
さとちゃんの女子力に圧倒されて、赤ちゃんのことを書く場所がなくなってしまった(笑)
天使である。
泣いたり笑ったり、それに一喜一憂しながら過ごす一日は、大変かもしれないが贅沢な時でもあるだろう。
子育ての当事者であった頃にはそれが贅沢である事に気づかなかったが、今となっては羨ましい。
あの笑顔がある限り、どんなに辛い事も癒されるのではなかろうか。
素晴らしいランチタイムであった。
さとちゃん、ありがとう。
断捨離をしようと思い、部屋を眺めてキョロキョロしている。