原作を読んでとても良かったから、映画で観てみたくなったのだ。
監督:ラルフ・ネルソン
キャスト:クリフ・ロバートソン、クレア・ブルーム
重度の知的障害のあるチャーリーに、知能を上げる手術が施された。
文字すら満足に書けなかった彼はどんどん頭が良くなっていき、とうとう手術をした教授や博士すら超えてしまう。
しかし実験的であったこの手術の行く末は、「退行」。
チャーリーはまたもとの「バカなチャーリー」に戻ってしまうのか・・・。
まず、こりゃちょっと古過ぎでしたEE:AEB64
知らないで借りたのだが、1968年の作品とのこと。私が生まれた歳ではないか。
もちろん大切なのはストーリーだが、ここまで古いとシャレにならん。やはり映画はある程度「その時代」に観なくては、大きく感動が損なわれる。
当時は精一杯だったのだろうが、チャチに見えてシラけてしまった。
内容についても、先に原作を読んでいたから、どうしても比較してしまう。その上での感想になるが、原作のほうが断然良かった。
チャーリーの気持ちを表現し切れてないように思う。
退行し、やはり実験にされたネズミのアルジャーノンと同じ運命を辿らなくてはならないその切なさ、ここが重要だと思うのだが。
特に小説は、チャーリー自身の言葉で書かれているために、より一層それが伝わってきたのだ。ここにも書かせてもらうが、最後の2行で涙するのである。
残念な作品であった。40年前に観ていたら分からないが。
本の方はオススメする。
自分の感想で恐縮だが、本についてはコチラ。
ぽ子のオススメ度 ★☆☆☆☆
ダンナのオススメ度 ★★★☆☆
何とも微妙な映画だEE:AE5B1第一印象は古い…古臭いEE:AE4E6描写の手法が60年代そのものEE:AEB63とても切なくて泣ける話なんだろうけど、チョット恋愛物に偏っちゃった感EE:AEB2E