タイトルではあまりそそられなかったんだけど、きっと私が選んだんだろうなぁ・・・。
監督:ピーター・ジャクソン
キャスト:メラニー・リンスキー、ケイト・ウィンスレット
1954年、ニュージーランドで実際にあった話である。
14歳のポウリーンのクラスに転入して来た、お嬢様のジュリエット。
彼女が変わり者なのはすぐに分かったが、すっかり意気投合するポウリーン。
「私達は天才。誰も理解できないの。」
そう言って二人の中で作り出す空想の「第四の世界」は、どんどん膨らんでいく。
二人はどんどん親密になるが、女の子同士である、ついには親が心配して引き離そうとするまでに。
しかし、二人の結びつきは深い。
手遅れという程に、深かった・・・。
「バカと天才は紙一重」というが、そんな言葉がつい頭をよぎってしまう。
彼女たちの空想の世界は果てしなく、二人が共鳴する事によってどんどんと開花していく。
その勢いはとめどもなく、見ている方は呆気に取られる程である。
ともすれば「こいつら、大丈夫か?」となりかねない暴走ぶりだが、それを共有しつつ寄り添っていくふたりは、やはり傍目からは危険である。
いずれどこかで悲劇となるのだろうが、その悲劇ですら「クリスマスのようにワクワクする」と言ったポウリーン。
やはりふたりは狂っていたのだろうか。
不思議な話であった。
余談だが、映画の公開後、「私がそのジュリエットだ」と名乗り出た作家がいるという後日談があるそうだ。
ぽ子のオススメ度 ★★★★☆
ダンナのオススメ度 ★★★☆☆
何だか不思議な感じEE:AEB5C事実に基づいているとは言え、あの世界観は理解不能EE:AE5B1
まぁ、面白いけどねEE:AEB63