人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

ジャーニー/ドント・ストップ・ビリーヴィン

武道館に行った時に宣伝していたのだ。

ジャーニーの、そして新しいメンバー・アーネル・ピネダの歴史をたどるドキュメンタリーだ。

  

80年代、ジャーニーは「エスケイプ」、「フロンティアーズ」で爆発的な売り上げを記録したが、その後は失速、ボーカルのスティーブ・ペリーが抜けてからはますます悪い状態になっていた。

その後に加入したスティーブ・オウジェリーも喉の感染症の治療で脱退、その代理のジェフ・スコット・ソートも早々に脱退する。

ジャーニーに必要なのは、ボーカリストであった。

それも、スティーブ・ペリーをしのぐような、強烈なボーカリストだ。

ギターのニール・ショーンは、地道にYouTubeを検索していく。

ただ上手い歌い手なら、ゴマンといる。

違うのだ、「ジャーニーのフロントとしてふさわしい人物」、そういう人間はいないのか。

諦めかけた頃についに見つけたのが、アーネルだったのである。

それは、フィリピンのマニラからの映像であった・・・。

アーネル・ピネダはそれまで苦労の連続の人生だった。

まだ幼いうちに自立を余儀なくされ、歌で日銭を稼いでいた。

夜になれば公園で眠る。

やがて酒にドラッグに溺れていくが、歌をやめることはなかったのだ。

そして彼の実力を信じる友人が、ライブの動画をYouYubeにアップし続けるのである・・・。

リアル・シンデレラストーリーである。

しかしあくまでもドキュメンタリーの仕上がりになっていて、陳腐なドラマにならなかったのが良かった。

その分、ジャーニーに興味があるか好きであるかでないと、あまり楽しめないかもしれない。

ファン目線からの感想になると、申し分なく楽しめた。

ジャーニー結成からの長い歴史と、話題の新しいメンバーの過去。

ライブ映像も交えて、盛りだくさんな内容になっている。

また、アーネルの底抜けに明るく無邪気な性格や、他のメンバーの暖かいアニキぶりがとても微笑ましく、ますますジャーニーが好きになった。

スティーブ・ペリーも忘れがたいが。

ぽ子のオススメ度 ジャーニーファンなら★★★★★

単なる映画としては★★★☆☆かな?

ダンナのオススメ度 ★★★★☆

これを観たらきっとジャーニーが好きになるEE:AEAD8

新ヴォーカルの母国凱旋ライヴは感動して涙がチョチョ切れたEE:AEB68