ダンナの有休は続き、ブログの更新も生活も乱れきっている。
興味ない方にはつまらない話になるが、今日はジャーニーのお話であります。ゴメンナサイEE:AEAD9
私の中のジャーニーは、もうとうに終わっていた。
私もご多分にもれず、アルバム「ESCAPE」から入ったクチだが、当時すぐに虜になってしまった。
アルバムを遡って聴き、次にリリースされた「FRONTIERS」もそこそこ気に入ってはいたのだ。
しかし私にとってのジャーニーはスティーブ・ペリーであり、また、「FRONTIERS」からのさらなる変化についていくことができなかったのだ。
「ESCAPE」にあった軽快さと、スティーブ・ペリーの伸びやかなハイトーン。シンセもまだ控えめで、この絶妙なバランスが、私は好きだったのである。
それでもまだ、「FRONTIERS」は「ESCAPEではないジャーニー」として聴くことができたのだが、この後は私の好み云々をおいても、失速していった感は否めない。
私もその後のアルバムを聴くことなく、スティーブ・ペリーはいつの間に脱退していたのであった。
それがたまたま、新聞でライブの案内を見たのである。去年の11月だ。
私の中で終わっていたジャーニーのライブに、どうして今さらかと聞かれると、自分でも良くわからない。
何となく懐かしく、なぜか黙って見過ごせなかったのだ。
衝動的にチケットを買ってしまったが、私の中のジャーニーは30年前で終わっているのである。その後の穴埋めをしなくてはならない。
ところがその後のアルバムは簡単には手に入らなかったので、ライブ寸前まで忘れていたのだ。
私が聴いていなかったアルバムは、「RaisedOnRadio」以降の6枚。
1枚は家にあったけど聴いていなかったもの、1枚は10日ほど前にTSUTAYAで見つけ、新しいボーカリスト・アーネル・ピネダが加入してからの2枚(厳密に言うと3枚か)は、3日前にやっとダウンロード。
これが辛うじて聴けたものだが、どれも十分に聴くことができないまま、当日を迎えることになってしまったのだった。
アーネル・ピネダに関するエピソードは話題になったので知っている人も多いと思うが、スティーブ・ペリーの声に激似のフィリピン人であり、YouTubeから発掘されたというラッキーボーイである。
となると当然、ライブでは往年のヒットナンバーを期待したくなってしまう。
たいがいライブというものは、最新アルバムのプロモートも兼ねているのでここは「ECLIPS」からの出題(もう宿題状態だったのである)の確率も高いが、私としてはもう新しいのはいいから、「FRONTIERS」以前をやって欲しいというのが本音であった。
行って良かったEE:AE473
昨日のセットリストの中で新しい曲があったとしたら、アンコールの1曲だけのはずだ。他は全部知っている曲であった。
「ESCAPE」からの選曲を中心に、全盛期の曲ばかりだったのだ。
そしてアーネル・ピネダの歌はもちろん、パワフルなパフォーマンスが凄かった!!
彼は単なるスティーブ・ペリーの物まねではない。
「ジャーニーにもう一度息を吹き込んだ」のである。
大切なものを守りつつ、新しい形で。
しかし「あの子、元気があっていいねぇ。」などと言っていたら、なんともう40歳だとか。
はたちぐらいの少年かと思って見ていたのだ。ビックリ。
ここへニール・ショーンのギターだ。
まるで衰えなど感じさせない早弾ラッシュ、泣かせのフレーズ。
ジョナサン・ケインも「シンセサイザーの人」ぐらいの位置づけだったが、テクニカルな演奏も充分魅せてくれた。
スティーブ・ペリーがいないのは本当に残念だが、ジャーニーは終わりではない。
いやもうぶっちゃけ新曲いらないから毎年来てEE:AE5BE
いやいや、せっかくダウンロードしたのでそっちも本腰入れて聴いてみるかと、そんな気持ちになったのだ。
30年後の武道館にて。
SetList。思い出せるものだけ、3曲目からは順番めちゃくちゃデス。
・SeparateWays
・AnywayYouWantIt
・AskTheLonely
・OnlyTheYoung
・DeadOrAlive
・StoneInLove
・Escape
・Who'sCryingNow
・KeepOnRunnin'
・Don'tStopBelievin'
・OpenArms
・EdgeOfTheBlade
・Faithfully
・Lights
・WheelInTheSky
・JustTheSameWay
・StayAwhile
アンコールが分からなかった・・・。
しかし1回、1曲ってそんなもんなのか??
前座も入ったし、短く感じてしまったのは私だけだろうか。
ずいぶん前に、「今日の1曲」に書いた話だが、もう一度恥をさらす。
私には「StoneInLove」のイントロからAメロが3拍子に聞こえるのである・・・。
この問題はもう何度も話し合って理屈では納得しているのだが、いまだにどうしても4拍子で取れない。
今回のライブの前にダンナは、「もし『StoneInLove』がかかったらどうなる?」というような事を言った。
つまり、会場の大多数(少しぐらい私の味方がいてもいいだろう)が4拍子でノッているのに、ひとりワルツがいる訳である。
そしてそれは現実になった(T-T*)
圧倒的4拍子に押されてすぐに修正できたが、どうしてみんなあれが4拍子ですぐ取れるんだろう??
不思議でしょうがない。