ぽ子の大好きだったジャーニーの第二弾EE:AE4F3
前回はリズム云々で選んでしまったので、今回は純粋に好きな曲で。
これは古い。1978年のアルバムに収められた曲だ。
私がジャーニーに惚れ込んだのは1981年のアルバム「エスケイプ」からだが、惚れ込んだあまりに古いアルバムまで遡り、たどり着いたこのアルバム「インフィニティ」は、スティーブ・ペリーが加入して最初のアルバムである。
それまでヴォーカル担当だったグレッグ・ローリーの歌もまだ多いアルバムだが、最後のこのバラードを歌ったのはスティーブである。
4分ほどの曲だが、出だしの効果音とイントロ、間奏、長いエンディングを除けば、短いシンプルな曲である。
70年代らしい素朴な曲だが、私がやられたのは短いサビである。
Ooh, you opened up the door
Ya made my life once more
あなたは扉を開けて、もう一度人生を作り直してくれたのだ。
それまでどんな人生だったかは分からないが、何だか素晴らしい扉を開いてくれたみたいである。
メロディアスなA・Bメロの後に、攻撃的とも感じるギターの荒削りなサウンド。
そこに新しい「扉」が開かれた感動が重なり、グッと来るのだ。
ほんの1行で済んでしまうサビだが、この1行が重い。
短い間奏の後にもう一度サビが繰り返されるが、今度はさっきとは打って変わって静かなサビだ。
それがさらに歌詞を印象付ける。
山椒は小粒でピリリと辛い、という言葉があるが、それにピッタリの曲である。
聴いた当時私は中学生だったが、王子様を待つ童話の主人公のように、いつか私の扉を開いて人生を作り直してくれる人との出会いを夢見ていた。
その出会いは果たしてあったのか?
ふっふっふEE:AEB80
Opened the door / Journey