人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

豆乳を買いました。

2013年が明けた。

今年は少し自分を信じてみようと思っているが、生まれ変わって(生まれ変わったのである。)初めてのダイエットとなる。生まれてから何十回目のダイエットになるかは、もう分からないが。

次のライブの予定は4月だ。それまでに痩せたい。

ハードロックがブクブクに太っているなんて、ロバート・プラントへの冒涜である。

ロックは美だ。

痩せてスリムのジーンズを穿いて、あわよくばヘソなんかチラ見えしちゃったりしたいものである。

ダイエットをします、という宣言は良くするが、ダイエットをやめました、という宣言はしたことがない。

やめたらヤバい、やめるつもりはない、あれ?これってやめたのと同じ状態??というフェイドアウトであるからだ。

最後のダイエットは去年の11月頃だった。

夕方になると「ひもじい」「ひもじい」と言っては、納豆なんかをそのまま食べていたのだ。

その甲斐あって、目標体重の一歩手前までいったのだが、一体何が引き金だったのだろうか??

まぁ何であったにせよ、最後には自分の「意思」ひとつである。要はぶったるんだということだ。

脂たっぷりの肉を目の前に、なぜ、あの頃の気持ちになれないのだろうかと考えた。

ダイエットがうまく回るようになると、一種の「ハイ」になる。ダイエット・ハイ。

体重をコントロールできているという満足感、努力が結果になっている喜び。

食べることを我慢する苦痛は、今の苦痛とぜんぜん違う。

「今、我慢すれば痩せる」という夢を信じているのだ。成功のための苦痛であることを分かっているである。

しかしそこに持っていくまでは、ただの苦痛である。今まさにそれ。

とりあえず晩ご飯をゴッソリ減らして、その分は朝に回す。

夕方のひもじい時間帯には、豆乳野菜ジュース。

何度目の習慣か。

ダイエットを始めると言っては豆乳を買い、ダイエットに挫折しては腐った豆乳を捨てる繰り返し。

とりあえずはライブまででいいのだ。期間限定の苦痛なら、まだ挑戦しやすい。

私は手帳に「○キロ台へ!」と、目標を毎週書き込んだ。

最後の週は「死ぬ気でキープ!」だ。

ダンナもたぶらかされてくれれば、もっとやりやすくなるのだが。

そういえば彼のダイエットも終わった。

もちろん、成功して終わったのではない。食べる幸せの方を選んだのである。

まぁ我が家のシェフは私だ。私次第で太りも痩せもする。

アナタにも「痩せる幸せ」をおすそ分けだわ。

ひもじさに耐える苦痛もね。