2013年が明けた。
今年は少し自分を信じてみようと思っているが、生まれ変わって(生まれ変わったのである。)初めてのダイエットとなる。生まれてから何十回目のダイエットになるかは、もう分からないが。
次のライブの予定は4月だ。それまでに痩せたい。
ハードロックがブクブクに太っているなんて、ロバート・プラントへの冒涜である。
ロックは美だ。
痩せてスリムのジーンズを穿いて、あわよくばヘソなんかチラ見えしちゃったりしたいものである。
ダイエットをします、という宣言は良くするが、ダイエットをやめました、という宣言はしたことがない。
やめたらヤバい、やめるつもりはない、あれ?これってやめたのと同じ状態??というフェイドアウトであるからだ。
最後のダイエットは去年の11月頃だった。
夕方になると「ひもじい」「ひもじい」と言っては、納豆なんかをそのまま食べていたのだ。
その甲斐あって、目標体重の一歩手前までいったのだが、一体何が引き金だったのだろうか??
まぁ何であったにせよ、最後には自分の「意思」ひとつである。要はぶったるんだということだ。
脂たっぷりの肉を目の前に、なぜ、あの頃の気持ちになれないのだろうかと考えた。
ダイエットがうまく回るようになると、一種の「ハイ」になる。ダイエット・ハイ。
体重をコントロールできているという満足感、努力が結果になっている喜び。
食べることを我慢する苦痛は、今の苦痛とぜんぜん違う。
「今、我慢すれば痩せる」という夢を信じているのだ。成功のための苦痛であることを分かっているである。
しかしそこに持っていくまでは、ただの苦痛である。今まさにそれ。
とりあえず晩ご飯をゴッソリ減らして、その分は朝に回す。
夕方のひもじい時間帯には、豆乳野菜ジュース。
何度目の習慣か。
ダイエットを始めると言っては豆乳を買い、ダイエットに挫折しては腐った豆乳を捨てる繰り返し。
とりあえずはライブまででいいのだ。期間限定の苦痛なら、まだ挑戦しやすい。
私は手帳に「○キロ台へ!」と、目標を毎週書き込んだ。
最後の週は「死ぬ気でキープ!」だ。
ダンナもたぶらかされてくれれば、もっとやりやすくなるのだが。
そういえば彼のダイエットも終わった。
もちろん、成功して終わったのではない。食べる幸せの方を選んだのである。
まぁ我が家のシェフは私だ。私次第で太りも痩せもする。
アナタにも「痩せる幸せ」をおすそ分けだわ。
ひもじさに耐える苦痛もね。