人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

誓い≠宣言

「じゃ・・・、行ってきます・・・。」

会社から帰ったばかりなのにダンナは、観念したように出かけていった。

首にはタオル、腕にはタイムとコースの記録をとる携帯。

ジョギング再開であった。

私もダンナも冬の間にジョギングをサボり、そのままなんとなく今日まできてしまったのだ。

やめた訳じゃない、休んでいるだけ、という思いがあるため、何の罪悪感もなくザボッていた。

ある程度サボると、今度は失った努力が惜しくなる。

あんなに頑張ったのに、一からやり直しだ。

ここまできたらどうせ同じやり直しだ、今日も明日も変わりはしない。

明日。か明後日。それ以降。

やるやる、そのうちやる。

で、やってないEE:AEB64

つまり、飽きたのである。

飽きっぽいのは自認しているが、やはり飽きたのだ。

そもそもジョギングなんて、苦しいだけの拷問のようなスポーツなのである。スポーツではない、拷問だ。

それを私如きが続けるなんて、あり得なかったのである。

思えば様々なことを思いついては、飽きてきた。

学生の頃、美術や家庭科の課題が出来上がったことなど、ほとんどない。

長い間続けられているのは、ゲームだけだ。ゲーム。テレビゲーム。

そんな報いは来る。

ダンナにも来た。

つまり、また、

太ったのである。

まぁジョギングやめたせいばかりではないだろうが、全てが太る道へ繋がっていた感じである、この数ヶ月。

神はそれでも辛抱強く、しばらく見守ってくれていた。

だから私は調子に乗って脂を食べ、炭水化物を摂り、二度寝を貪り続けたのである。

心当たりはありますか?と聞かれたら、軽快に「ハイ!」と答えることができる。

まず、顔の輪郭が丸くなったような感じがしてきた。

腹はそもそも出ていたからあまり危機感を感じなかったが、ズボンなんかを穿く時に違和感があった。

こうなると体重を量るのが怖い。

しかし酒を飲めば暴食し、二日酔いではラーメンを汁まで平らげ、何だかかったるいのでグータラしているのだ。もっと怖いことになる。

ただでさえ怖かったものを、もっと怖い事など知りたくはない。

こうして逃げてきたのであった。

こんな事は初めてではない。

ジョギングは続かないが、こういうことはしっかり繰り返す。

辻褄が合わなくなるので一応言うが、太っても戻してきたのだ。

私はずるい人間だから、太った時だけ言う。言って周りを油断させる。

痩せたことは教えてあげないのである。

なので今の体重は、過去に「太った」と騒いだ時と同じだが、ここで戻さないと最重記録をを更新してしまう。

危機なのである。瀬戸際なのである。

コンビニでレコーディングダイエットの本を立ち読みしたら、「食べたものを書くだけ」という簡単なものだったので、実行することにしたのは8月21日。

食べてもいい、飲んでもいい、書き出すだけで痩せるという夢のようなダイエットだが、それですら1日もたなかった。

そのノートは今ここから見えるところにあるが、朝食と昼食だけ書いて終わっている。

文字を書く労力すら使わないのだ、太って当たり前だ。

食べたものはちゃんと体に行き渡っている。ああ、健康っていいなEE:AEB64

散々振り返ったが、つまり、太るようなものを太るほど食べるな、動け、それだけである。

しかしそんな漠然とした教訓は、私には全く功を奏さない。

今ここに、もう一度誓・・・、宣言する。

①ラーメンの麺は減らし、スープを残します。もちろん脂増しはしません。

②肉より魚。野菜も食べます。

③二度寝しないで家事に勤しみます。

そして・・・、

明日からジョギングしますEE:AEB64

え~~んEE:AE5B1