「諸悪の根源は酒である」
今日つくづく思った人間は、少なくとも私の他にひとりいるようだが。
しかし今回の「つくづく」は「飲まなくて良かった」の方である。
おととい飲み過ぎたので、昨日は飲まないで寝たのだ。
お陰で今日はスッキリ、バッテリーはビンビンだぜ~♪
ダンナは明日も出勤のようだから今夜も飲まないのが理想だが、今晩のレシピは「ザワークラウト風ポトフ」、白ワイン50ccである。
買ってきたのはまたしてもフルボトル。
危険だ。
おとといと同じパターンになるとしたら、今日のダンナの赤ワインは3ℓである。
恐らくそれは、ダンナの出勤が控えていようとも終わりの見えない「ハナ金的飲酒」になることだろう。
白ワインを残すか。
赤ワインまでとことん飲むか。
中間はない。
神よ。
臭い場所を発見した。
たくさんある中のひとつだろうが、「部屋の隅」というまっとうな放尿ポイントであった。
以前からそこが人気のスポットとなっていた事は知っていたが、その辺はダンナが工夫していろいろ仕掛けてあったのだ。
臭いのも分かっていたが、何となくあの場所はダンナ担当のような気がして私は控えていたのだった。
しかしこう臭くちゃたまらない。
ひとつずつ潰していく事にしたのである。
ダンナは、そこに猫が入りづらいように木っ端を組み立てておいたのだ。
それでも不安だったのだろう、一応その下にペットシーツも敷いてあったが、それもまんべんなく「やられた」形跡があった。
まぁペットシーツが敷いてあるのだ、何べんやろうが問題は臭いだけである。
それが今日まで放置した理由でもあるのだが、本当に何べんもしたようで、ムチャクチャ臭かった。
まるで花見会場の公衆便所のようである。
もう木っ端は単なる「的」と化していたので、捨てた。
ダンナの手作り工芸品で気が引けたが、洗ったところで恐らく臭いは残り、次の尿意を誘発することだろう。
そしてその周辺を良く拭いたが、このままでは「きれいになった公衆便所」である。
かと言ってペットシーツを敷けば放尿を容認することになってしまう。
どうしたら、ここでオシッコをしたくなくなるだろう?
ところで、この場所の犯人はラであった。
最初に「臭い場所を発見した」と書いたが、現場を押さえたので分かったのである。
臭い事を発見したのはその後だ。
つまり、少なくともラの尿意が削がれればいいのである。
私はいい事を思いついた。
大五郎のトイレを置くのだ。
なぜ大五郎だけがそのようなプライベートトイレットを持っているのかと言うと、寝室で一緒に寝る時のために用意してあったのだ。
一晩閉じ込めるので最初のうちは一応置いておいたのだが、猫は一晩ぐらい我慢できるのである。
ちょこっと使っただけで、御用済みとなった。
100%大五郎純度100の大五郎トイレである。
しかも使わなくなったためそのまま放置してあったので、猛烈に臭い。
一応断っておくが、私はこんな臭いトイレとはもう一緒に寝ていない。
ハンパな臭さじゃないので、廊下に出してあったのだ。
これならラも近づけないだろう。
ラどころか、こんなに臭いのだ、誰も近づけないはずである。
そしてそれは実際本当に臭いので、私も参っている。
しかし驚いたことに大五郎は、またそこに上書きした。
自分のにおいを良く分かっているのだ。
臭くてもあれは彼のトイレなのだ。
ごめんよ大五郎、ラが観念するまでの辛抱だよ・・・。
上書きした分は取り除いてあげたが、残った砂がきれいになった訳ではないので相変わらず臭い。
少しずつフェイドアウトで新しい砂と取り替えていくつもりだが、果たして成功するだろうか?
臭い部屋であった。