ぽ子のスペシャルカレー
本文に入る前に、結局昨日は飲みながらブログの更新をしているうちに寝てしまった事をお伝えしておこう。
一人で家で飲むと、寝る。
分かっとったがな、でも誘惑に負けただけである、つまり結局。
という訳で、実は嫌な予感はしないでもなかったので、晩御飯ぐらいはちゃんと作っておいたのである。
なんと、カレーだ。カレーライス。
これで「ちゃんと」などと言うとはっ倒されそうだが、努力はした。
レシピを見ないで作れる数少ないメニューだが、私なりに手をかけたのだ、昨日は。
新しい挑戦をしたのだ。
甘くて美味しいカレーを作る。
私は甘いカレーは嫌いだが、甘くて美味しいカレーとは存在し得ないのか??との疑問が湧き、自分で試してみたくなったのであった。
参考までに、従来の私のカレーというのは、牛バラブロック(半額)と牛スジを保温調理鍋で時間をかけて煮込み、ここにタマネギと人参ときのこ類を足し、柔らかくなったところに「ゴールデンディナカレー」の辛口か「ジャワカレー」の辛口半分と、安くて適当なルーの甘口か中辛を半分入れて、オクラやブロッコリーなどの緑の野菜を茹でて乗せる、それだけだ。面倒な時は緑はやらない。
隠し味も裏技も、ない。
しかし肉が柔らかいだけで、結構喜ばれるものなのである。
なのでそこだけはキッチリやる。
で、甘いカレーとは?
これは挑戦なのだ、私は自力で考えた。
まずはタマネギ2個分のソテーオニオンを、一時間かけてじっくり炒めて作った。
タマネギから甘みを引き出すためである。
重みと適度の酸味を出すために、トマトの水煮缶をプラス。ここまでは実は一度だけやった事がある。かなり好評だった。
なので「甘い」、でも「旨い」に繋がることを願ってという意味合いもあった。
肉は残っていたので豚バラブロックで妥協。まぁ柔らかけりゃいいでしょ。
そしてこれらにりんご1個分をみじん切りにしたものを足して保温調理鍋で煮込んでから、新タマネギを2個分、こちらは大きく切って入れてさらに煮込んだ。
後はいつも通り、人参ときのこだ。ナスが余ってたから、これもIN。
ルーは敢えて辛口にして、甘い中にも深みを出す事にした。
結果。
あ、
甘い。
甘過ぎる。
子供用どころか、離乳食にでもできそうな甘さだ。
まずくなる要素は見当たらないが、甘すぎてまずい。
まるでパパイヤかマンゴーでも入っているようなカレーである。
胸を張っていうが、こんなにマズいカレーを、私は過去に食べた事がない。
みんなでガラムマサラや一味や「S&Bカレー屋さんのかくし味・辛さ自在 」を振りかけて何とかしのいだが、まだ大量に残っているのだ。
とにかく私がカレーを作ると、いつも大量なのである。
そうなると今日の私の使命は決まった。
「甘くて美味しくないカレーを辛くて美味しいカレーにする。」
もうそれは出来上がって鍋に入っているが、味見などという卑怯な真似はしていない。
墜ちる時はみんな一緒だ。靖国神社で会おう。
結果は明日。