人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

そして勝負、挑戦、野望・・・。

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私は時々気づく。

なるほど、こうするべきだったのかと。

私は時々決心する。

もうこんな事はしないと。

もうホント、料理はレシピに忠実に作るようにしたい。

これが前回の気づきであり、決心だった。

私は時々気づく。

なるほど、こうするべきだったのかと。

私は時々決心する。

もうこんな事はしないと。

しかし私はまた繰り返す。

忘れたわけでもないのに、性懲りもなく。

そしてまた失敗する。

学習しないということは、こういう事である。

私は自分が思っているよりも、能力が低いのである。何にしても。

カレーのようなミートソースのようなものを濃縮した、得体の知れない食物を作ってしまったのはおとといの事だ。

レシピを見ないとロクなものも作れないくせに、トマトペーストを自力で消費しようとした結果だ。

たかがカレーなのに、なぜあのような結果になってしまうのだろうか。

食べられなくはなかったが、そのままではツラい味だ。

ダンナは「辛い、妙に酸味がきいている」と食べにくそうで、あまり食べなかった。

これはアレンジをしないと、大鍋一杯も消費できそうもない。

濃縮された状態で大鍋に一杯だ。こんなペースでは消費が間に合いそうもない。

私は近所のユーちゃんのところにそれを持っていった。

「おすそ分け」なんてものではない、罰ゲームだ。何の罰か。

そこで彼からの何らかのリアクションを待ってみたが、「ソースとしてはアリ。カレーとしてなら玉ねぎを少なくとも2個ソテーしてニンニクと一緒に足し、水でのばしてはいかがなものか。」と主婦暦23年の私よりも正しいことをサラッと言ってくれた。

もちろん今度は忠実に。

玉ねぎとニンニクを切って、時間をかけてソテーする。

その間にも「ソテー中」とユーちゃんにメールを送り、忠実に従っていることをアピール。

それを鍋に足すが、とにかくほとんど固形と言ってもいいほどの濃度なのである、この時点で一緒に水も足していく。

あのトマトペーストっちゃ、どんだけ水分を飛ばしているのか。水を入れども入れども、なかなか軟化しない。

かなり入れたが、今度は心配になってきた。こんなに入れて大丈夫なのか??

不安に駆られてリンゴジュースを足す。脱線開始だEE:AEB64

残っていたリンゴジュースを入れて保温鍋で煮込んでいたが、その間に私はサラダを作っていた。

途中で一度、カレーの方の味見をしてみたが、う~~ん、確かに辛味と酸味は和らいだが、何だか間抜けな味である。

トマトにスパイスを入れただけ、みたいな、コクがないのである。

格好だけで中身のない奴、口ばっかりでなにもしない奴、見栄っ張りで嘘ばかりついている奴、そんな感じだ。

水を入れすぎたか。しかし濃度は「ボテボテ」が「ニチャニチャ」になった程度である。

とはいえこれは、明らかに何かのバランスが崩れたようだ。

コク。

思いつきでコンソメを3個ポンポンと入れ、保温鍋に戻した。

どうにかならんものか。考えながらサラダを作る。

このサラダはちゃんとレシピに従って作っていたが、レシピと言っても切って混ぜるだけ、ドレッシングはしょうゆとオリーブオイルだけである。

まず新玉ねぎを切り、アボカドの皮を剥いていく。

EE:AE476

ひらめいちゃったのね。アボカド入れたらどうだろう??まろやかなコクが出そうである。

食感も良さそうだ。

いいよね?ユーちゃんEE:AEB80

みじん切りにして、鍋に足す。

・・・・・・・もはや修復は不可能か。

妙な生臭さと青臭さが加わっただけであった。

これまでのカレーは、変なものではあったが不味くはなかったのだ。

しかしこれは、明らかに不味い。

「うん、昨日のよりは辛くなくなったかも。アボカド、そんなに気にはならないけど。」

ダンナはそう言って、昨日は一度だけおかわりをした。

違うってEE:AEB30カレーライスってこんなもんじゃないんだってEE:AEB30

私は納得していない。これでいいなんてこれっぽっちも思ってなんかいないのである。

今日になって今度は、ズッキーニとパプリカを加えてみた。

アボカド感はだいぶ抑えられたが、ますますミートソースに近づいた気がする。

もう限界だ。これ以上いじる気力はない。

それにしても大量にあれこれ足したために、全然減っていかないのだ。

バケモノみたいである。