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元気だ。
掃除だ。
気になるところばかりである。手帳に書き出すまでもない。入れ食い状態である。
しかもひとつひとつが深刻な状態になっているので、いちいちケリをつけている時間がない。
ほどほどを同時進行だ。
ああ、これEE:AEB67
ダルマ弁当の容器である。知らない方に説明をすると、ダルマの形をした真っ赤なプラスティック容器である。赤一色。
これもご他聞に漏れず長い間そこを定位置として居座っているが、冗談じゃない、ダルマ弁当などという美観を損ねるアイテムを、いつまでも居座らせる気などなかったはずだ。
この弁当箱、余計なことに、貯金箱にできる穴が開いている。
まさかと思ったが、ダンナは「持って帰ろう」と言った。
そして本当に小銭を入れだした。
ダルマ弁当にだよEE:AEB2F
しかしそういった行為にはどこか侵しがたい純粋なものがあり、私はNOと言えなかった。
様子を見よう。
これまでの経験から、コイツは放置されると読む。
それに近い状態になり、フェイドアウトできそうな頃合いになった。
チャンス到来。
そんな時、娘ぶー子が借金を返しにきたのである。
全部小銭で。
額は思い出せないが、結構な金額だったはずだ。
それを、まるで募金箱のような小銭だけでよこしたのである。まぁ彼女も必死だ(笑)
もう数えるのも面倒でそのまま受け取ったが、こんなにいっぱい小銭があっても困るのである。
そこで、
・・・ダルマに入れてしまった。
せっかくフェイドアウトできるチャンスだったのに、振り出しどころかそれよりも悪い状態に戻ってしまった。
仕方がない、責任を持って減らしていくしかない。
私は財布の小銭が減ってくると、ダルマから足すことを繰り返した。
そしてそんな習慣はすぐ廃れ、今に至ったのであった。
どうしよう。あとどれぐらい残っているのか?フタを開ける。
う~~~ん、あとひと息か。か~~っ、ほとんど10円じゃん。
ん?なんだこりゃ。
見慣れない硬貨が入っている。
あれっ、100円だ!古い100円。50円もあるぞ!
これって価値あるのかな??
・・・ってかもしかして、これだけ小銭があるのだ、レアな年のも混じっているかもしれないぞ。
私はまず汚れ落としの方法を調べて、古い硬貨を書いてあったとおり酢に放り込んだ。
それから、珍しい硬貨について調べたのだ。
どれどれ。
紙に書き出して、ひとつひとつ硬貨を調べていく。
一個だけあったEE:AEB64
昭和32年製造の10円。
しかしその価値3倍~8倍いいましても、30円~80円である。
微妙な宝探しであった。
こうして私はチャリ銭をまたダルマに戻し、レアを別の容器に入れた。
またしょうもないものを残そうとしているが、夢があるじゃないか。
ある程度集まったら専門店に持っていくつもりだ。「うちにあっても仕方ないので。」か何か、はにかんでみたりして。
・・・の前に飽きて放置は目に見えている。わかっちゃいるが、冷却時間が必要なのである。今私は夢を見ているのだ。
ちなみにギザ10は、未使用でもない限りほとんど価値はないそーで。
ちょっとガッカリ。
そして最高換金率は、昭和62年製の50円玉とのこと。
夢を持つぞ~~~EE:AEB30