人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

失敗がくれた2つの幸福

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クズと言われようが、グータラと言われようが、それは構わない。

主婦失格、女失格、人間失格、まぁその通りだ、腹も立たない。

そのような事を書いてきたのだ、大いに「ぽ子のどうしようもないクズめ」と言って頂きたい。

しかし、誤解はあまり好まない。

こんなんでもまともな部分があるんですよ、という無駄な抵抗をする気はらさらさらないが、間違った風に捉えられるのはあまり気持ちの良いものではない。

まぁこんなしょうもない日常を曝しているのだから、自分の責任でもある。だからいちいち訂正はしないが、ここで一度まとめてみようかと思う、今日の話を書くために。

こう見えても料理は好きだ。

・・・・・・なんだ、このこっ恥ずかしい気持ちはEE:AE4E6

へぇ~、意外な部分もあるんだね、と思われたかもしれないが、正確に言うと「料理が好き」ではなく、「美味しい物を食べたい」という欲求である。

その欲求が強く、またその欲求を満たすためには自分の力が必要なので、私は料理をするのである。

不思議と、面倒ではない。その後の喜び(オイシ~EE:AEB85EE:AE5AF)を思えば。

なので料理に2時間3時間かかることもある。

食べたい物を食べたいだけ作るためにこんな事になるのだ。

もちろん、毎日は頑張れない。

しかし、料理が好きである事は分かって欲しい。平日限定。月曜日はダメ。飲み過ぎた次の日も。

ただ、料理は好きだが、上手いかと言われれば「NO」だ。

私の引き出しに、レシピはほとんどない。

いつも料理の本を見て、またはインターネットのサイトを見て作るので、自力で作る力が備わっていないのである。

だから「あるもので適当に何か作って」と言われても、何も作れないのだ。

その上いまだに大さじ小さじを使ってキッチリ計っているので、目分量というのも分からない。

料理の本でも「適量」などと書いてあることがあり、そんな時私は非常にうろたえてしまう。

つまり、融通の効かない食いしん坊という事である。

昨日も少し書いたが、昨日の晩ご飯は牛スジの煮込みであった。

良く飲み屋で出る和風のものではなく、赤ワインと香味野菜で1日漬け込んだものを煮たものだ。

レシピで使っていたのが圧力鍋である事を見落としていたために昨日は間に合わなかったが、今日はその続きである。

やはり料理は手間ひまかけた方が美味しくなるような気がするが、煮込み料理というのは煮込む時間をしっかりかけるだけで、物凄く美味しくなったりする簡単でお得な料理だ。

私は保温鍋に一晩入れっぱなしにしてから、レシピ通りにトマト水煮缶を足して煮詰めた。

3分の2ほどまで煮詰める、と書いてあったが、煮詰めるには保温鍋ではダメだ、ガスコンロに移して弱火にかけ、水分が飛ぶのを待った。

このあたりが「料理は好きでも上手い訳ではない」という部分なのだろうが、焦げ始めて煮詰め過ぎた事に気がついた。

何を作ってもそうだ、煮詰めるというといつも焦がしてしまう。

焦げた部分が入らないように別の鍋に移したが、煮詰まってドロンドロンである。

しかしここにとろみをつける予定だったようだから、このまま続行する事にした。

バターを足して、塩こしょう。

ここでまた誤解があるといけないので、一応正しておく。

「ぽ子さんて頑張ってるのね」だとか、「凄いね」だとか言われたいのではない。

この煮詰まって失敗したような煮込みが、

ムッチャクチャ美味しかった事を伝えたいのだ。

たまには主婦らしい記事だ。この失敗レシピを紹介しよう。

そもそもはネットで見たレシピだったが、失敗は私のオリジナルである。

美味しいのでぜひ「私の煮込み(笑)」、作ってみて欲しい。

.牛スジ500g前後を食べやすい大きさに切る。

.タマネギ1、ニンジン1を薄切りにしてスジ肉と混ぜ、赤ワインをドボドボと浸るぐらいに入れる。

.これをフリーザーパックなどに入れて1日。

.これを鍋に移して煮込む。私の場合は保温鍋で半日放置。ガスコンロだとどうなるんだろう・・・?水分が飛ぶと思うから、水とかワインとか足してみるか?とにかく肉がトロトロに柔らかくなるまで、水分補給しながら煮込む。

.肉が柔らかくなったらトマト水煮缶1個を足し、焦げる寸前まで煮込む。何なら焦がせEE:AE4E5

.いっそ焦げたら別鍋に移し(焦げた部分を削いで入れちゃダメよEE:AE595)、バターを・・・、バターを・・・、1センチ幅ぐらいに切ったやつを・・・ハハ、あの普通に箱に入ってるやつね、それを入れて塩こしょう。

.カレーライスのようにご飯と一緒に。本家レシピは付け合せにゆで野菜を添えていた。

煮詰まりすぎたので量が恐ろしく減ってしまった。これで3人分ぐらいだ。大食いなら2人分。

誇らしくレシピを紹介したところで、もうひとつ素晴らしい出来事をお話ししたい。

焦げた鍋はタワシでこすってもビクともせず、分厚い焦げは焦げていない野菜までも貼り付けたまま頑として動かなかったのだ。

困った事になった、何とかならないものかとネットで調べたところ、酢が効くというのでやってみた。

酢を鍋の底から1~2mmほど入れ、火にかけるのである。

あまりにも焦げ付きが分厚かったので多めに入れたがこれがEE:AEB64

2、3分もすると、みるみるペロ~ンと剥がれてきたのである。

ネットには「1、2分で火を止めて2、3分放置」となっていたが、これも面白くて1、2分では止められず、再び水分の飛ばし過ぎになるところであった。

美味しい煮込みができて、鍋の焦げ付きはきれいに取れた。

幸せだが、今夜は外飲みである。

そのまま週末に突入するが、あの煮込み、誰が食べるんだろうか??