人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

記憶の棘

主演のニコール・キッドマンの美しさが話題になったようですね~。

私は良く知らないが、「ライラの冒険」でお会いしたようでEE:AEAC5

ムチャクチャ美人です。

              

     監督:ジョナサン・グレイザー

     キャスト:ニコール・キッドマン、キャメロン・ブライト

十年前に最愛の夫を突然亡くしていたアナだったが、やっと再婚を決意し、婚約発表をする。

そんなところに、夫ショーンの生まれ変わりだと言う10歳の少年が現れるのである。

はじめはイタズラかと取り合わなかったアナだが、少年は、アナとの秘密まで知っているのだ。

愛していた夫。

何年もアナを待ってくれた婚約者。

やがて気持ちは大きく揺らいでいく・・・。

「は?」

・・・と言うのが、正直な感想である。

観る側に結論を任せる形で終わるストーリーなのだが、それ故に明快な答えを出さずに終わるのだ。

突然のエンディングに驚いて声を上げた。

しばらく呆気に取られていたが、ボーッとしている場合じゃない、今のは何だったんだ、と思い直す。

思い直したところで正解はないのだ、何だか面倒になって答え探しにネットでレビューを検索した。

私はこういう手法は苦手である。

スッキリしなくて後味が悪い。

答えが欲しい。

人を選ぶ作品だと思うが、いいという人も多く評価も高いので、ハマる人はハマるのだろう。

ただ、ストーリーはおいといて、表現や映像は素晴らしく、アナの切ない気持ちが良く現れていたと思う。

ネタバレ含む感想は、評価の後に。

ぽ子のオススメ度 ★★☆☆☆

ダンナのオススメ度 ★★☆☆☆途中までは面白かったけど最後のほうは微妙EE:AEB63でも実は奥深い話なのかなぁEE:AE5B1子役の表情が凄く良いEE:AEAD8

まず最大の謎は、「少年が本当にショーンの生まれ変わりだったのか」という部分だが、私がネット上の感想を見まくったところ「YES」と結論付けた人の方が若干多かったように思う。

しかし愛人クララの存在を知り、「アナを愛する資格がない」と身を引いたという読みだ。

つまり前世の記憶があるはずなのに、クララのことは忘れていた事になる。

それがタイトル邦題の「記憶の棘」と絡むようにも思えるが、私は曖昧なものは受け入れられないタチなので、そんな都合の良い解釈はできなかった。

なのでもうひとつの答え、「少年はショーンのなりすまし」に1票かな。

アナが生前ショーンに宛てたラブレターを読み漁り、ショーンになりきったという事だが、それは本人も分からないうちにショーンになってしまったのか、それともそもそもアナに憧れていたからだったのかまではもう考えられません><

限界です、もー、こういうの苦手~。

海辺のラストシーンで悲しそうなアナだったが、彼女は二度ショーンに別れを告げたことになるのだろう。

それを思うと切ないが、新しい夫がそれを包み込むように抱きしめたのが救いである。

それにしてもアナの「私のせいじゃない」という謝罪にはぶったまげた(笑)