人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

運命

なくてもいい出来事など、人生にはないのだ。

自分を救う方法として、私はそう思うようにしている。

辛い事も、面倒なことも、必ず自分のためになっている。

そう思うと、人生ハッピーとは言えなくても、アンハッピー感はかなりなくなるのだ。

今日は、とあるイベントに行く予定であった。

ずっと前から楽しみにしていたのだが、起きてみたら、昨日の疲れか飲み疲れか暑さのせいか、とにかくダルダルのダルである。

体は重く、気持ちも重い。

こんなんでディスコのイベントなんて、ハッ書いてしまった、とにかくこんなんでバスと電車を乗り継いで踊るなんて、無理である。

「お知らせがあります。今日のイベントは中止にしたいです。」

昼につけ麺を食べていつものように伸びていたが、決意した。

そもそもダンナはあまり乗り気でなかったイベントである。

ホッとした雰囲気に落ち着いた事は否めない。

そのままいつものように昼寝に入り、日が暮れる寸前に起きた。

ほんじゃブログの下書きでもすっぺか、とパソコンに向かったが、私はこの流れの「意味」を考えていた。

今回のディスコイベントは、次いつになるか分からない幻のイベントである。

それを振った事に、何か意味はあるのだろうか。

実は私は前売りのチケットを買おうと思ったのだったが、もう売り切れだったのだ。

つまり「買わなくて良かった」という流れであり充分「いい流れ」になっているのだが、あんなに楽しみにしていた事を思うといまひとつ物足りない「流れ」である。

投稿画面に昨日食ったハンバーグの話を入れていたら、娘ぶー子から電話が入った。

メールの返事すらろくによこさないぶー子が、電話をよこしたのである。

何事か、と思いつつ携帯を持つと、「具合、どう??」と彼女は言った。

具合??

昨日も酔って寝たので、私はその頃の記憶がない。

そんなに酔ってたっけ??

「具合??何の??」と返すと、「ディスコ♪」と言った。

ああ・・・。ディスコ中止よ。

何だか悲しくなってきた。

「まじ!?じゃ、お祭行こう~~EE:AEB86

聞くと、ぶー子のバイトは8時までだと思っていたら、18時の間違いだったと。

時間が空いたから、一緒にお祭に行こうということである。

なるほど。

神の取り計らいはここだったか。

と、思うようにする。

祭<ディスコだが、ディスコ<娘であるのが、親である。

しかし、幻のディスコイベント<毎日会ってる娘、となると微妙だが、本当の意味とは時間が経ってからわかるのものである。

私はこの日が、後に「なくてはならない一日」となることを信じて、祭に行った。

まぁいつかは親元を離れていく娘である。毎日が「なくてはならない一日」なのだ。

しかし彼女が嫁に行かなかったら??

悔やまれる一日になる事だろう。