なくてもいい出来事など、人生にはないのだ。
自分を救う方法として、私はそう思うようにしている。
辛い事も、面倒なことも、必ず自分のためになっている。
そう思うと、人生ハッピーとは言えなくても、アンハッピー感はかなりなくなるのだ。
今日は、とあるイベントに行く予定であった。
ずっと前から楽しみにしていたのだが、起きてみたら、昨日の疲れか飲み疲れか暑さのせいか、とにかくダルダルのダルである。
体は重く、気持ちも重い。
こんなんでディスコのイベントなんて、ハッ書いてしまった、とにかくこんなんでバスと電車を乗り継いで踊るなんて、無理である。
「お知らせがあります。今日のイベントは中止にしたいです。」
昼につけ麺を食べていつものように伸びていたが、決意した。
そもそもダンナはあまり乗り気でなかったイベントである。
ホッとした雰囲気に落ち着いた事は否めない。
そのままいつものように昼寝に入り、日が暮れる寸前に起きた。
ほんじゃブログの下書きでもすっぺか、とパソコンに向かったが、私はこの流れの「意味」を考えていた。
今回のディスコイベントは、次いつになるか分からない幻のイベントである。
それを振った事に、何か意味はあるのだろうか。
実は私は前売りのチケットを買おうと思ったのだったが、もう売り切れだったのだ。
つまり「買わなくて良かった」という流れであり充分「いい流れ」になっているのだが、あんなに楽しみにしていた事を思うといまひとつ物足りない「流れ」である。
投稿画面に昨日食ったハンバーグの話を入れていたら、娘ぶー子から電話が入った。
メールの返事すらろくによこさないぶー子が、電話をよこしたのである。
何事か、と思いつつ携帯を持つと、「具合、どう??」と彼女は言った。
具合??
昨日も酔って寝たので、私はその頃の記憶がない。
そんなに酔ってたっけ??
「具合??何の??」と返すと、「ディスコ♪」と言った。
ああ・・・。ディスコ中止よ。
何だか悲しくなってきた。
「まじ!?じゃ、お祭行こう~~EE:AEB86」
聞くと、ぶー子のバイトは8時までだと思っていたら、18時の間違いだったと。
時間が空いたから、一緒にお祭に行こうということである。
なるほど。
神の取り計らいはここだったか。
と、思うようにする。
祭<ディスコだが、ディスコ<娘であるのが、親である。
しかし、幻のディスコイベント<毎日会ってる娘、となると微妙だが、本当の意味とは時間が経ってからわかるのものである。
私はこの日が、後に「なくてはならない一日」となることを信じて、祭に行った。
まぁいつかは親元を離れていく娘である。毎日が「なくてはならない一日」なのだ。
しかし彼女が嫁に行かなかったら??
悔やまれる一日になる事だろう。