人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

ハート

いや~~、二日も飲まないと、すがすがしいのーEE:AEAAB

力が違う。

気分が違う。

憑き物が落ちたみたいだ。

あぁもう酒止めた。平日だけEE:AEAC5

何度も何度も何度も何度も言っているが、諸悪の根源は酒なのだ。

今日ぽ子は、5時半に起きた。

7時半にビッグウェーブが来たが、それを乗り越えて生還したのだった。

酒め、参ったか。

日曜日は酷い二日酔いだった。

それは毎週の事だが、それでも飲んでしまうのが日曜日なのだ。

欲しがっているのは体ではなく、HEARTEE:AEB75

マイハートが激しくそれを欲するのだ。

それに抗う事は、至難の業である。

私は毎週、負けていた。

しかし、おとといは頑張ったのだ。

まぁそれほど二日酔いが酷かった事もあったが、飲もうと思えば飲めたのだ。

酒なんか、酔ってしまえばこっちのものだ。

良薬、口に苦し。

良酒、二日酔いの口に苦しである。

安酒だが。

しかし、乗り越えた。

その甲斐あって、昨日は仕事が早出だったが、スッキリハキハキ頑張れたのだ。

これよこれ。

忘れかけていたエナジーが甦る。

あぁ、部屋を片付けよう。

衣替えをして、手帳に予定を書き込もう。

お母さん、ぽ子はやっと大人になります。

しかし、昔話のように、次々とぽ子を誘惑の波が襲うのである。

昨日の仕事はとても忙しく、前代未聞の労働時間となった。

疲れを自覚できないほど忙しかったが、家に帰って一息つくと、当然マイハートがアレを欲するのである。

ええっ!?まだ月曜ですぜ・・・。

ここで飲んでしまったら、絵に書いたようなダメ人間である。

このままでは家の中が、いつまで経っても片付かないぞ。

歯を食いしばって、ゲームにログインした。

ここで新しい発見だが、どうやら酒の力よりも、ゲームの力の方が強いらしい。

コントローラーを握っているうちに、酒のことは忘れてしまった。

かくして、本日5時半の爽やかな目覚めとなるのであった。

しかし、昔話はまだ続く。

「オカン、こうなったら今日飲もうEE:AE4E5

彼氏とケンカしたせいで飲み会に行かれなくなり、行き場をなくした娘ぶー子が私を揺する。

飲まないと決意はしたが、本当は飲みたいのだ。

そこへ、

こうなったら今日飲もう。

こうなったら今日飲もう。

こうなったら今日飲もう・・・。

昨日もおとといも飲んでないのだ、もう充分じゃないか。

急に飲まなくなったら肝臓が驚いてしまう。

何事もゆっくりと慣らしていくべきなのだ。

ぶー子の彼氏は、ぶー子を抜いて飲み会を楽しんでいるのだ。

あぁ、ぶー子よ、可哀相なぶー子よ。

私が腹を痛めて生んだひとり娘である。

彼女の心の痛みが、私の心の痛みとなる。

さぞかしぶー子も、飲みたい事だろう。

母も飲みたいぞよ。

ああ、娘思いの母であるばかりに、酒の誘惑に揺れる。

さけー。

さけー。

あとどれぐらい頑張れるだろうか。