ついに、という感じだ。
中途半端に近く、中途半端に遠く、いつでもいけそうな時間帯。
ゆえに延び延びになっていた。
ここによくコメントをくれるtuguさんからの情報もあり、ずっと気にはなっていたのだが。
この界隈では有名店、人気店だ。
最終日とは言えゴールデンウィーク、時間は1時過ぎ。
覚悟はしていたが、行列であった。
見えるだけで10人、前に並んでいたが、後から連れが現れたり、店内にも待ちがいたりして、結局30分待ってやっと座った。
そこからラーメンが出るまで15分ぐらいだろうか。
基本の「ラーメン」を、麺硬めで。
出てきたラーメンは「のり」であった(笑)
でっかいのりが真ん中に3枚乗っているので、中の様子がわからない。
しかしフワッと乗せてくれているので、パリッとしたのりを、大きいのを3枚も味わえます。
まずはスープ。
まぁ普通の家系の味だ。
油増ししようか迷ったのだが、デフォルトでも結構油が浮いている。
スープに溶け込んだドロッと重いタイプではない。
豚骨の臭みはないが、しっかりとしたベースに味付けがなされている感じだ。
深みがある。
大好きな油もしっかり(笑)
麺は「硬め」で頼んだが、好みで言えばもっと硬くてもいいぐらい。
硬い麺が好みの方は、「硬め」をおすすめします。
モタッとした重い太麺だ。
これ以上柔らかいとどうなのか。
具は「家系」という枠にある限り、バリエーションは望めないが、それでもタップリのほうれん草(これまで食べた家系の中ではかなり多い)、前述の大ぶりのバリッと乾いたのり。
これだけでも充分だ。
卓上には様々なアイテムが待ち受けているので、遠慮なく具を消費していく。
チャーシューはぶっちゃけ好みではない「薄味脂少ない系」だったが、これで正解。
かなりこってりしたスープなので、ベストマッチだと思う。
柔らかく、バサバサしたものではない。
後半、卓上アイテムを入れていく。
しょうが、コッテリしたスープに爽やかさを添え、GOOD。
ニンニク、もう家系にはハズせません。深みが出てGOOD。
豆板醤、コテコテして飽きてきたら、辛くしてアレンジ、GOOD。
こんな楽しみ方ができるのが嬉しい、家系。
ただ、どうしても味的には「枠内」とならざるを得ないのが痛いところだ。
良くも悪くも、「ああ、家系だね。」と言う味である。
恐らく、どんなにおいしい家系でも、そんな感想になってしまうのだろう。
しかし、今日もやってしまった、スープ完飲。
一口飲んだら、止まらなくなった。
この頃になるとうまく油がスープと混ざり、何とも言えないおいしさだ。
ぽ子評価です。5段階で、
スープ:おいしいんだけど、斬新さを求められない。
「4」。
麺:もうちょい硬めがマイベスト。「3」。
具:食べ手の気持ちになって、尽くしてくれてると
思う。「4」。
総評:家系の手本になれるようなラーメン。「4」。
ところで、ダンナがつけ麺を頼んだのを横からちょっともらったが、ゴワゴワのぶっと麺、茹でキャベツ、ガツンと強い魚介風味のつけ汁、そしてスープ割りをして驚く程まろやかになったつけ汁。
次回は絶対につけ麺です。
この店はつけ麺のほうが売りだったのか??
「ラーメン」麺硬め