人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

大山家@武蔵境

ついに、という感じだ。

中途半端に近く、中途半端に遠く、いつでもいけそうな時間帯。

ゆえに延び延びになっていた。

ここによくコメントをくれるtuguさんからの情報もあり、ずっと気にはなっていたのだが。

この界隈では有名店、人気店だ。

最終日とは言えゴールデンウィーク、時間は1時過ぎ。

覚悟はしていたが、行列であった。

見えるだけで10人、前に並んでいたが、後から連れが現れたり、店内にも待ちがいたりして、結局30分待ってやっと座った。

そこからラーメンが出るまで15分ぐらいだろうか。

基本の「ラーメン」を、麺硬めで。

出てきたラーメンは「のり」であった(笑)

でっかいのりが真ん中に3枚乗っているので、中の様子がわからない。

しかしフワッと乗せてくれているので、パリッとしたのりを、大きいのを3枚も味わえます。

まずはスープ。

まぁ普通の家系の味だ。

油増ししようか迷ったのだが、デフォルトでも結構油が浮いている。

スープに溶け込んだドロッと重いタイプではない。

豚骨の臭みはないが、しっかりとしたベースに味付けがなされている感じだ。

深みがある。

大好きな油もしっかり(笑)

麺は「硬め」で頼んだが、好みで言えばもっと硬くてもいいぐらい。

硬い麺が好みの方は、「硬め」をおすすめします。

モタッとした重い太麺だ。

これ以上柔らかいとどうなのか。

具は「家系」という枠にある限り、バリエーションは望めないが、それでもタップリのほうれん草(これまで食べた家系の中ではかなり多い)、前述の大ぶりのバリッと乾いたのり。

これだけでも充分だ。

卓上には様々なアイテムが待ち受けているので、遠慮なく具を消費していく。

チャーシューはぶっちゃけ好みではない「薄味脂少ない系」だったが、これで正解。

かなりこってりしたスープなので、ベストマッチだと思う。

柔らかく、バサバサしたものではない。

後半、卓上アイテムを入れていく。

しょうが、コッテリしたスープに爽やかさを添え、GOOD。

ニンニク、もう家系にはハズせません。深みが出てGOOD。

豆板醤、コテコテして飽きてきたら、辛くしてアレンジ、GOOD。

こんな楽しみ方ができるのが嬉しい、家系。

ただ、どうしても味的には「枠内」とならざるを得ないのが痛いところだ。

良くも悪くも、「ああ、家系だね。」と言う味である。

恐らく、どんなにおいしい家系でも、そんな感想になってしまうのだろう。

しかし、今日もやってしまった、スープ完飲。

一口飲んだら、止まらなくなった。

この頃になるとうまく油がスープと混ざり、何とも言えないおいしさだ。

ぽ子評価です。5段階で、

スープ:おいしいんだけど、斬新さを求められない。

  「4」。

麺:もうちょい硬めがマイベスト。「3」。

具:食べ手の気持ちになって、尽くしてくれてると

  思う。「4」。

総評:家系の手本になれるようなラーメン。「4」。

ところで、ダンナがつけ麺を頼んだのを横からちょっともらったが、ゴワゴワのぶっと麺、茹でキャベツ、ガツンと強い魚介風味のつけ汁、そしてスープ割りをして驚く程まろやかになったつけ汁。

次回は絶対につけ麺です。

この店はつけ麺のほうが売りだったのか??

「ラーメン」麺硬め