病人生活は昨日までだ。
今日からは気持ちを入れ替えて、ガルバンゾ~~!!
ついでにひつまぶしはひまつぶし~~~!!
・・・と気合を入れてはみたが、まずは風呂っすよね。
何日入ってないんだ??
出掛ける訳じゃないからぶっちゃけラクで良かったけど、←人間寝てばかりいると、どんどん堕落していくさまが良く分かる発言だが、
今朝ぶー子が自転車のサドルを拭くぞうきんを玄関まで持って行ってやる代わりに、頭の臭いを嗅ぐ事を強要したら
「うへぇっ!!マジ、この距離でも臭え!!」と叫んだ。
うへぇっ、マジ、この距離でも臭え・・・。
ぽ子は傷ついた。
だからまずは風呂なのだ。
今朝は雪だ。とっても寒い。
私は暑い湯にじっくり浸かり、朝風呂恒例の「湯船で歯磨き」でちょっとゴキゲンだ。
待てよ、今日からバリバリ頑張るんじゃなかったっけ?
フー、気持ちいいねぇ、何だかだんだんどうでも良くなってきたよ。
風呂から上がるととりあえず洗濯機を回した。
洗濯が終わるまで・・・ブログチェックだ。
まともにパソコンに向き合うのは久しぶりだな。
ここ2日はベッドから携帯での更新で、ひどくそっけないものだった。
「この人のブログ、おもしろいのかしら?」と思って読んだ人は
「ケッ、つまんねー。」と思ったはずだ。
早く何とかしないと、多くの人の愛を取り逃してしまう。
そこでおもむろにブログの更新を始めたのだが、終わってみたらもう11時半だった。
あらら、午後から仕事なんだから、もう時間がない。
とっくに洗濯は終わっていたが、ほら・・・♪
初めて雪を見たエルが、窓辺で見とれている。
猫は小さな動くものが大好きなのだ。
キョロキョロと首を振りながら、飽きずにずっと見ているのだ。
で、それに私は見とれて、どんどん時間が過ぎて行く、と。
今日は雪だったから、いつもより早く出ないと、道も時間も危ないと踏んだ。
だから早めに出るつもりだったのだが、毎度お決まりの展開で申し訳ない。
言い替えれば、「裏切りません」。
まず、カッパのチャックに手間取った。
これまでカッパは、というかカッパに限らないが、店中で一番安いものを買っていた。
そのせいか、すぐに滲みてくるようになったり、丈が短くて足が濡れたりしていた。
安ガッパ最後の代は、猫がズタボロにしてしまった。
なぜかスライディングして噛み付いて蹴散らかしたので、穴だらけになってしまったのだ。
しばらくこの穴だらけのカッパを貧乏臭く着ていたが、ついに決心した。
安物を買うから長持ちしないのだ。
安物を買うから濡れるのだ。
新しいカッパは、値段は忘れたが、ちゃんとしたものだ。
チャックが2つついていて、上半分、下半分に分かれている。
しかし私はめんどくさいので、下半分は閉めた事がない。
ところが今日は雪。
キッチリ下も閉めて行こうじゃないか。
ここからが失敗だ。
まず、下半分のチャックの左はすぐに見つかったのだが、右が見つからない。
よく探してみると右は、使わないときは邪魔にならないように、たたまれてボタンで止めてあった。
なんて親切な不親切。
ブチッブチッと千切るようにボタンを外してチャックを閉めようと思ったら、どうも左右がかみ合わない。
何がおかしいのかはわからないのだが、分かればもっと早くコトは進んだのだろうが、何かが普通と違うのだ。
普通チャックとは下から上に上げるものだが、この下半分チャックは何の嫌がらせか上から下であった。
それに気付いたあたりで時間がいつもの出勤時間になり、かなり焦り出した。
早く早く、と焦るのだが、このチャック、滑りが悪くて、引っかかってなかなか進まない。
「ダァッ!!」
こういう時の独り言は、ミサイルアラート状態だ。
私は下チャックを諦めて出ることにした。
茶がねえ!!
イライラしているので「お茶がないわ。」と言えないのだ。
茶などない。
そんなもの、土日含んで4日休んでいる間に、どこかに消えてしまった。
ダッシュで2階の寝室に行き、飲み残しのDAKARAを持って来る。
ろくぶてっ!!
いつもふざけて言ってる「手袋」の愛称が、混乱してつい出てしまう。
しかしろくぶてがない。
探している暇はないので、ビールのオマケについてきた寒いやつ。ちなみに2つ持っている。
やっと出れると思ったら鍵がない。
鍵~~(泣)
とっさに会社に「遅れる」と電話するか、鍵を探すか迷ったが、私は2日も休んでいたのだ。
その上遅れるなんて、もう言えない。
「鍵~~」「マジ~~」「ざけんな~~」
もう独り言も、悪酔いオヤジに近い。
鍵は私の首にぶら下がっていた。
良くなくすので首から提げるようにしていたのだが、そうだった、朝、ゴミ出しの時に使ったままじゃん。
ぽ子のアホ~~。
心の中で泣きながら、やっと玄関に向かう。
その時、ガコンと大きな音が鳴り、立てかけてあった、まだ買ったばかりの箱に入った布団干しバー・身長約130cmが倒れた。
周りに何かダメージがあった訳ではないが、このようなシチュエーションで体をどこかに引っ掛けたりすることは、私の精神に大ダメージである。
もう時間が全くないのだ。
ないどころではない、遅れているのだ。
許せ、布団干しよ。
私は倒れた布団干しをそのままにして、会社に向かった。
傷ついた戦友を敵地に置いて行く気持ちが、少し分かった気がする。
発車しま~す(泣)
奇跡的に遅刻は免れたが、それによりまた同じ事を繰り返す予感である。