悲劇
まぁ帰宅後しばらくは、どうしても忙しいものですが。
これ。
これ。
これ。
and、これ。
全部犯人は猫だが、上の2つは隠しておいたお菓子を漁られたあと。
私が帰って来てもみんな知らん顔で、もはや犯人は分からず怒りのやり場がない。
次のレンジカバーは、冷蔵庫の上に置いてあったもの。
冷蔵庫の上に上るのは主にミ。
しかし何度もこうして落とされておきながら、何の手も打たなかった私も悪いし、何より猫の時効は短いのだ。
現場を押さえて処罰しないと、彼らには意味をなさない。
「ぽ子のバカ。」と思いつつ出掛け、
帰宅して又、「ぽ子のバカ。」である。
切ない。
最後の新聞紙は、これでも知恵を絞ったのだ。
ひと頃エルの糞尿事情も、「ごほうびトイレ」で驚くほど良くなったのだが、この頃また、よろしくなくなって来た。
原因は分からないと言うか、ありすぎると言うか、
その中のひとつだが私が思うに、ずる賢くなってきたのだ。
エルのやつ、人が見てる時はちゃんとトイレに行き、誇らしげにご褒美をもらいにこっち目がけてすっ飛んで来るくせに、
誰も居なくなるとあっちこっち好きな場所にピッピブッブとひねり出してくれるのだ。
確信犯じゃないか。
そんな気がする
で、そんなエルが、留守中にやっちまいそうな場所に、新聞紙を敷いておいたのだ。
結果がこれである。
猫はトイレの跡を砂で埋めるのが普通だが、エルはそれをしないで壁や床を掘る癖がある。
新聞紙を猫が掘ると、このようになるらしい。
この新聞紙の裏はグッショリ濡れていた。
帰るなり疲れた。
しかし悔しいことに、誰ひとり悪びれずに知らん顔をしているその姿が、また可愛いのだった。