誰でも分かるような話ではない上、私の説明も自信がないので、難解なお話になるかと思います。
何ゆーてんのアンタ、と思った時点でどうぞスルーしてくださいませ。
もし理解できた方がいらっしゃいましたら、私は本当に嬉しいです。
本番を前に、コピーの日々である。
やっと半分を超えたかな、というところで、次の課題曲は爆風スランプの「ランナー」であった。
曲を聴いてそこからキーボードのパートを拾い、それを譜面に起こしていく。
まず最初は、キーの確定だ。
その曲の「ド」にあたる音を探し出す。
ミの♭、短調。E♭マイナーなどというのか。
キーが分かったら黒鍵の位置を割り出し、♯なり♭なり、ト音記号の横に書き込んでいく。
ファドソレラミシ。やっと覚えた書き順。誇らしくてダンナに写メを送る。
ところでこの曲はミ♭となっているのだから、黒鍵は♯でなく♭で表記した。弾いてみたら5個全部の黒鍵を使っていたので、レミソラシにシャープをつけた。
それを見たダンナは、「順番は違うけど綺麗に書けたね」と子供を褒めるように返してきた。
そうか、♯と♭と、順番が逆だったかEE:AE5B1
こうして後は音符を書き込んでいくのだが、イントロ部分で出てきたシが、おかしなことになった。
恥ずかしながら、私は譜面の黒鍵には赤丸をつけている(笑)
で、シに赤丸をつける段階で、その異常に気が付いたのである。
シには♭がついているから、赤丸をつけることになるはずだ。
しかし、なんでかわからないが、赤丸をつけないシというのが存在したのである。
うまく説明できんのだが、ミ♭をドとすると、ソにあたるのがシ♭、ところがその次のラに当たる音は♭のないシなのである。
これでは譜面上のシは、黒鍵なのかどうかが分からないということになってしまう。んなバカな。
さっぱり訳が分からず困惑していると、ダンナから続いて返信があった。「ランナーなら楽譜あるよ。」
おお、答えが!
プロよ、一体この謎をどう解いてくれるのか。
まず私の最初の間違いは、ミ♭ではなくレ♯だったというところからである。
何だよ、どっちも同じ音じゃねーか、と思ったが、ここに先ほどのシの謎が隠されているようだ。
何でかは分からん(笑)
しかし同じキーの表記が2種類以上あるということはありえないので、この曲はE♭mではなくD♯mということなのだろう。理由は、楽譜がそうなってるからだ(笑)
にしても、そうすると今度は、ファがおかしなことになるのだ。
どういうこったい。
これは答えを先にいうと、本来♯のないミに♯がついていて、半音上がれ=つまりファ(♯なし)ということらしい。
そしてファにはもともと♯がついているので、ファの部分はファ♯を弾け、ということである。
理屈は分からないが、法則は分かった。しかしまだ問題が。
私は黒鍵に赤丸をしているのだ。ミはどうなる??
半音上がるが、黒鍵ではないから赤丸をつけない。そうすると、赤丸なしのミ、つまり黒鍵なしのミを弾いてしまうじゃないか。
ミに丸をしたらどうか、と言われたが、譜面はミなのにファを弾くなどという兼魔ヘ私にはできそうもない。
結局普通に赤丸なしのファとすることにした。どうせ弾きながらファドソレラミが♯だなどと思いはしないし、赤丸頼みなのだ、丸がついてなきゃ白鍵だ。
ナメていた「ランナー」だが、さらにこのあと転調2回という、ご無体な曲であった。
楽譜があって良かった。
そしてそれがそこそこ正確なもので助かった。
今週中に全曲終わらせて、来週には練習に入りたい。
ノルマはあと1曲だ。
晩御飯は今日も手抜きである。