開店、11時半。
着いたの11時。
あと30分もある。待ちは今のところいない。
迷ったが、私の目当ては1日2食とも5食とも言われている「ギガ豚骨」である。
ここまで来て食いっぱぐれたくはない。
中から若き店主様が出てきて「並ばなくても食べれますよ。」と言ってくれたが、目当てがギガ豚なので待つ事にした。
ちなみに今日は3食。
開店寸前までひとりだった。
開店寸前に後ろに2組並んだが、この2組がそれぞれひとりずつ(3組目は、なくなっちゃったからひとりなのだが。つまり間に合わなかったのだ)ギガ豚を頼んだのだ。
危ないところだった。
カウンター席にひとり座ったが、接客が落ち着くと店員さんが「お待たせしてすみませんでした。」と声を掛けてくれた。
いえいえ、ギガ食べたかったんで。女ですけど。ひとりですけど。行列の先頭でしたけど。
出てきたラーメンは見た目はシンプルである。
茶色いスープ、チャーシュー、ネギ。
スープを飲んでみる。
「超濃厚!!」と謳ったそのスープは、その通り、超濃厚。
と言うか、それだけでは足りない、「ド濃厚」だ。
「ギガ」の名に恥じないドロンドロンの濃厚っぷりだ。
脂ではないだろう。
とことん煮詰めて、ギリギリ濃厚にした感じだ。
そのドロドロ加減で言ったら「天下一品」に近いものがある。
ただ、私はド豚骨が好きなのだ。
「濃厚」「ドロドロ」につられて天下一品を食べた時の気持ちとは違う。
「凄い~~!!」のひとことに尽きる。
私は調理段階のことはサッパリわからないが、こんな凄いの出すんなら、1日数食も仕方がないだろう、という味だ。
バリカタで頼んだ細麺も、歯ごたえがありスープがドロンドロン絡んで、いい感じだった。
シンプルで物足りなげに見えたトッピングも、ネギがタップリで十分にその役目を果たしている。
卓上アイテムに気が行かなかった程だ。
チャーシューは小さめだけど厚切りで、炙ったような風味があり絶品。
そしてぽ子の大好きな背脂の塊が、ちょこんと1ヶ所にまとまってトッピング状に乗っていました。
もうコッテリ好きなぽ子のツボにハマりっぱなしです。
並んで良かった。
難点をあえて言えば、ドロンドロンゆえにぬるく感じた事、トッピング状の背脂がぬるくてさらに温度を下げてる感じだったこと・・・デス。
店員さんがまた声をかけてくれました。
今日はお待たせしてすみません、と前置きしてから、いつもなら12時ぐらいまでは残ってるんですけど、とか、こんなに続いてギガ豚が出るのは珍しいとか。
お店を出るときにも、店主様がわざわざ顔を出してくれて、他のメニューの特徴とかをサラッと教えてくれたりして、すごく嬉しかった。
30分並んで良かった。
色んなサイトとか見て勝手に思った事だけど、こちらの店主様は凄く研究熱心で新しいことに挑戦しようと頑張っているエネルギッシュな人のようですが、
このように客を思いやってくれる気持ちもたくさん持ち合わせていて、感動しました。
今やラーメン界では誰もが知っている有名店なのに・・・。
気持ち良く頂きました。
もう評価などするのが卑しく感じてしまうぐらいですが、
オール5+α!!です!!
必ずダンナとまた行きます!!
「ギガ豚骨」麺硬め