人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

もう飲めません

カレンダーの3連休の初日には、「タイヤ交換」とだけ書かれていた。

つまらん予定である。

しかもヘビーな二日酔いだ。

昨日は家で焼き肉食べながら飲んだだけなのだが、なんであんなに酔ったんだろう??

先日のボジョレーに感動し赤ワインを飲んでいたのだが、ハーフボトルで1600円のワインとフルボトルで600円のワインでは雲泥の差である。

渋いだけの安ワインをさっさと片付けて、次には500円の白ワインを飲んだ。

ダンナはイスで寝てしまい1人取り残されてしまったので、脱走を試みた。

寝室で着替えてリビングに下りていくと、さっきまで寝ていたダンナがソファでエルを撫でていたから驚いた。

GOD、脱走は失敗である。思いがけず強固なプリズンであった。

しかし結果的にはこれで良かったのだ。

私は精神病院にいる。

自分は病気などではない、まともなんだからここを出してくれと頼むのだが、奴ら、私を病人扱いして出してくれない。

おかしいのはアンタらだ。誰もわかってくれない。

しかし通り過ぎてみればやはり私は病気で、彼らのいう事は正しかったのだ。

今ならわかる。

そうです、私は飲み過ぎの、泥酔状態の、他人の入ったイタコでした。

起きてみるとパジャマのボタンが1つずつずれていて、ズボンはパジャマとは違うスウェットだった。

膝が痛い。見てみるとアザができている。

「転んだね、これは(笑)」

私は結局、外には出ないで家にずっといたのだ。転ぶスペースも原因もないのだから冗談で言ったのだが、

「うん、転んでた。」とダンナは真面目に言った。

何もないところで勝手に転んで猫の給水器に突っ込み、パジャマのズボンが濡れたのでスウェットに着替えたという事らしい。

全く覚えていない。

もしかして何か写ってるかも、と携帯の写メをチェックしてみたら、

つまりゲームをやったのだろう。なぜわざわざ写メったのかは不明。

なんで画像サイズがこんなに小さいのかも不明。

ひどい頭痛を抱えながらタイヤ交換に向かう。

うちのサーフももう10年だが、一度もタイヤを替えていない。

もういい加減ヤバい気がするが、金が惜しい。

そこで比較的若いスタッドレスの方に替えることにしたのだ。

このスタッドレスもスタッドレスとしての寿命はもう終わっているが、ノーマルとしてなら今履いているやつよりはいいだろう・・・、とダンナが言ったのだ。

しかしオートバックスに行ってみたら、タイヤ交換は80分待ちである。

先にラーメンを食べてから再び行ってみたが、90分に伸びていた。

家に帰って出直そう。

ぶっちゃけ、ラッキー♪

頭痛いし眠いのだ。

次に行ったのはもう暗くなってからだ。

70分待ちだが、もうこれ以上延ばしたくない。待つことにした。

ここのオートバックスはいつの間に「スーパーオートバックス」という派手な店に変貌を遂げていたのだが、

店内もずいぶん変わり、退屈しないで時間をつぶせるようになっていた。

雑貨やCDも置いてあり、おいしいカプチーノも飲める。

早速CDを見に行く。

ここではたくさん試聴できるようになっている。

つまり大変危険な状態なのだ。

私は試聴するとすぐに欲しくなってしまい奴らの思うツボなのだが、わかっていてもつい聴いてしまう。

だって、ツェッペリンの新しいベストアルバムが置いてあったんだもん・・・。

リマスターだからなのか、ここの環境がいいのか、とにかくとても音が良くてすぐに欲しくなってしまった。

散々迷ったが、そのうち今度は他の試聴コーナーから曲が聴こえてくる。

この店はなぜかトランスやノンストップのユーロ系が多いのだが、聞こえて来たのはトランス系の、カバーの曲ばかりのアルバムである。

ところで私は「カバー」にも弱い。

耳に馴染んだ曲が全く違った装いになっているのだ。新鮮である。

ノンストップも勢いがあって好きだ。

つまり、試聴カバーノンストップ=購入・・・という式が成り立つ訳で、今手元には3枚組のCDがある。

ツェッペリンの2枚組より1枚多く、値段もちょっぴり高かった。

タイヤ交換が終わったらつまみの買い出しをして帰ったが、ぽ子、もう今日は飲めません。

二日酔いの休日だがみそ汁を作って飲んだ。

あとはフレッシュなジュースを飲んで寝ようと思う。

肝臓よ、今日は休むがよい。

では、明日は飲みますので。