人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

週末

せっかくの週末を無駄にしないように、ちゃんと計画を立てるはずが

私が泥酔して家の中がメチャクチャになってしまったのでそれどころではなかった。

なんとか元通りになった頃には前日で消耗しきっていたダンナはグッタリ、私は再び酔っていて

結局何の計画もないまま土曜日の朝を迎えてしまった。

洗濯機を2回回し有意義な朝だが、これではただの土曜日だ。

ダンナも起きてくる気配がない。

皿を洗う。部屋が片付いていく。

ダンナが起きたのはもう11時近かった。

「どこ・・・行くか・・・。」

たってもう昼じゃないか。

「ラーメンのテーマパークみたいな所とか・・・。」

!!

私もそれ考えてたところよ!

決まり決まり、台場の「ラーメン国技館」だ。

ラー博もそうだけど、ここもたくさん食べれるようにミニラーメンがある。

4杯は食べるつもりが2杯で腹いっぱいになってしまった。

3杯目に備えて2杯目のスープを残して私が食べ終わるのを待っていたダンナに

「・・・苦しい・・・かもしれない・・・。」と告げると

「ええっ!?」と大変驚いてこっちを見た。

「3杯目の前に買い物か何かでぜひ腹ごなしを・・・。」

「・・・そうか、そういうことなら・・・。」

そう言ってダンナは残してあったスープに卵を入れて飲み干した。

アナタもラーメン男だねぇ・・・。

こんなところでギブアップした自分が情けない。

で、買い物。

どうもダンナはダラダラとショッピングして歩くのが苦手だという事に、この頃気がついてきた。

少しすると口数が少なくなり、それでもしらばっくれて買い物を続けていると

「・・・疲れてきた・・・。」と言い出す。

う~ん、今回はここまでだったか。

もっと見たかったけど仕方ない。ダンナは荷物を全部持ってくれているのだ。

「自分の体重を支えるのがつらい・・・。」

重いのは荷物だけではないようだが。

なので、休憩がてら3杯目のラーメンを食べに行った。

食べたら今度は猛烈に喉が渇いてきた。

ラ・パウザのビールが半額になっていたのでそれ目当てに入る。

喫煙席を希望すると、テラス席に通された。

海が見えてとても気持ちがいい。

最高じゃ。台場、大好きじゃ。

この日は地元でお祭りがあるので、帰る事にした。

買い物が全然足りなかったのが心残りだったけど、

後でサイフを見たらかなりお金を使っていたので、まぁこれで良かったのだろう。

お祭りはしょぼかった。

というか「阿波踊り」と書いてあったので、祭り感が足りなくても仕方がないのだろう。

50円に値下げされた枝豆を2つ買って帰る。

家に帰ると土曜の夜がもったいないので飲む。

バイトで不満を抱えて帰ってきた娘ぶー子と、店の悪口を言って夜は更けていった。

レジを締めたら金額が合わなかったらしく、その不足分をバイトが払えだと。

レジにいた時間を考慮して金額はまちまちらしいけど、ぶー子は3500円だ。高い子は5000円。

あり得ねぇ!!

あり得ねぇ!!

あり得ねぇ!!

・・・と言ってるうちに酔っ払って寝てしまった。

今朝は起きれなかった。

ダラダラ過ごすことになるだろう。