人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子57歳。

ドリーミン・ワイルド 名もなき家族のうた

バンド仲間からお勧めのあった作品。

ミュージシャン兄弟の音楽観について、私はどっち派なのだろうかと、見てみたくなったのだ。

    

  監督:ビル・ポーラッド

  キャスト:クリスタ・ワークマン 、 スティーヴン・スナイダー 

 

70年代、アメリカ。

ティーンエイジャーのドニーとジョーの兄弟は、一緒にバンドを組んで音楽に明け暮れていた。

田舎の農場の広い敷地に、父親が建ててくれたスタジオ。ここが兄弟の聖地となった。

曲も作れ、歌も演奏も上手い弟のドニーの才能は誰もが認めるもので、家族に応援されながら、ついにはアルバムも完成する。

とはいえ道楽の域を超えるものではなく、アルバムは知人に売る程度のもので、成功とは程遠いものだった。

それでも息子の才能を信じる父親。そして兄のジョー。

それが報われるのは、なんと30年後だ(笑)

インターネットの普及で彼らのアルバムがコレクターに「発掘」され、それが拡散されてバズっていたのである。

夢のような話だが、ドニーの浮かない表情。

あの頃が甦る。

売れないファーストアルバムがプロデューサーの目に留まり、セカンドアルバムの話が持ち上がったが、それは「ドニーのソロで」という条件だったのだ。

あの頃が甦る。

優しい父、兄。そして彼らの犠牲。

自分はその延長線上にいるのだ。

彼らに報いるチャンスでもあったのだが・・・・・。

 

バンドの話はまぁ夢物語として。

父・兄ジョーの想いと、弟ドニーの想いがひたすらに切ない。

やはり苦悩するのは才能がある方なのか。むしろ父親や兄の方が幸せだったのだろうと思うと皮肉だ。

30年後のライブのための練習シーンは、私自身の過去と重なってこれもまたキツい(笑)

演奏にシビアなダンナとバンドの雰囲気を優先したい私とは、たびたび衝突したものである。

ということで、私はどちら派かと言うと、兄派だったようだ。まぁ才能の時点で、ね(笑)

 

 

ぽ子のオススメ度 ★★★☆☆

ダンナのオススメ度 ★★★☆☆