バンド仲間からお勧めのあった作品。
ミュージシャン兄弟の音楽観について、私はどっち派なのだろうかと、見てみたくなったのだ。

監督:ビル・ポーラッド
キャスト:クリスタ・ワークマン 、 スティーヴン・スナイダー
70年代、アメリカ。
ティーンエイジャーのドニーとジョーの兄弟は、一緒にバンドを組んで音楽に明け暮れていた。
田舎の農場の広い敷地に、父親が建ててくれたスタジオ。ここが兄弟の聖地となった。
曲も作れ、歌も演奏も上手い弟のドニーの才能は誰もが認めるもので、家族に応援されながら、ついにはアルバムも完成する。
とはいえ道楽の域を超えるものではなく、アルバムは知人に売る程度のもので、成功とは程遠いものだった。
それでも息子の才能を信じる父親。そして兄のジョー。
それが報われるのは、なんと30年後だ(笑)
インターネットの普及で彼らのアルバムがコレクターに「発掘」され、それが拡散されてバズっていたのである。
夢のような話だが、ドニーの浮かない表情。
あの頃が甦る。
売れないファーストアルバムがプロデューサーの目に留まり、セカンドアルバムの話が持ち上がったが、それは「ドニーのソロで」という条件だったのだ。
あの頃が甦る。
優しい父、兄。そして彼らの犠牲。
自分はその延長線上にいるのだ。
彼らに報いるチャンスでもあったのだが・・・・・。
バンドの話はまぁ夢物語として。
父・兄ジョーの想いと、弟ドニーの想いがひたすらに切ない。
やはり苦悩するのは才能がある方なのか。むしろ父親や兄の方が幸せだったのだろうと思うと皮肉だ。
30年後のライブのための練習シーンは、私自身の過去と重なってこれもまたキツい(笑)
演奏にシビアなダンナとバンドの雰囲気を優先したい私とは、たびたび衝突したものである。
ということで、私はどちら派かと言うと、兄派だったようだ。まぁ才能の時点で、ね(笑)
ぽ子のオススメ度 ★★★☆☆
ダンナのオススメ度 ★★★☆☆