平日だが仕方がない、その日が出演日だというのだ。
浅草のHUBに行って来た。
ジャズ野郎の兄の出演に合わせていとこ軍団が来るというので、呼び出されたのである。
その父方のいとこに会うのは、およそ30年ぶりであった。
しかも過去に何度も会った訳でも仲が良かった訳でもなく、正直、私なんかが行って間が持つのだろうかと不安だった。
ご近所づきあいが苦手なのだ、親戚づきあいも然り。
しかし、あっちは横浜からわざわざゾロッと来るのである。
こっちが誰も行かない訳にもいかんだろう。
腹を決めた。
とは言っても、少々気は楽であった。
彼らはすでに何度か兄の演奏を聴きに来ており、最後に来た時に酔っ払って私に電話をよこしたのである。
あのノリなら気もラクだ。
当時中学生の私が彼らの家に遊びに行った時に、「オラ、誰かぽ子にタバコを買ってこい!」とまず言ったのは今は亡き叔父である。
正真正銘のヤンキー家族であった。
悪いがダンナにはご遠慮頂いた。
こんな時なのもあって、彼も自ら遠慮したが(笑)
来たのは4人兄弟のいとこのうち、二組。
二組、というのはそれぞれつがいで来たからだが、他に、来れなかったいとこの息子と叔母であった。
うちからは兄と娘ぶー子だ。
ジャズ演奏が間に2回挟まったのであまり時間がなかったが、結構盛り上がったので行って良かった^^
ところで、イケメンは何年経ってもイケメンである。
そしてイケメンのパートナーは得てしてイケ子である。
中学生の時に遊びに行った頃にも思ったこの切ないルールに、また泣くぽ子42歳であった。
「酔っ払ったら置いていくからねッ」とぶー子からはキツく言われていた。
つってもこのノリよ、酔うなと言う方が無理である。
と言うか、結果的にアンタの方が酔っておったんじゃないか?と思うのだが、そんな訳で私はタンクを満タンにしたまま店を出たので、帰りの西武新宿線で地獄を見たのである。
ちなみに、コメントをくれたうさぎの飼い主さんが言ったように、久米川駅構内のトイレは、タンクが上にあってヒモを引くと水が流れる超旧式であった。
しかし漏れそうで、駅前のトイレまでも遠すぎたのである。
もちろん音姫などついてなかったので代わりに歌を歌ったが、自ら「酔っ払い」の烙印を押した事になり、ぶー子を非常に怒らせてしまった。
喋ってばかりいたのでほとんど食べずに帰って来たのだ、空腹であった。
叔母はこの事態を予測して、大きなおにぎりをふたつ持たせてくれていたが、それと一緒に帰りに買った「きつねどん兵衛」も食べる事にしたのだ。
しかしお湯を入れようとしたら、「でか盛り」である事に気がついた。
深夜1時半の暴挙である。
もう節酒もダイエットも、滅茶苦茶である。
そして、今日は火曜日なのに、まるで月曜のような朝であった。
久々にキツい朝だったが、枕元に水がないので安定剤が飲めないのだ。
布団から出れず、とうとう午前中を無駄にしてしまった。
明日。
明日から生活を立て直そうと思う。
一応ビールは冷やしたが。