人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

無邪気なあの頃に戻る

休日を遊び呆けているうちに忘れていた。こんなことがあったのだ。

ダンナが道の駅で、「正体の分からない野菜」を買い込んで来たのである。

野菜が好きで、青々としているのを見ると衝動的に買いたくなるようだ。今、冷蔵庫の野菜室はパンパンになっている。

まずは保存だ。火を通せるものは通してしまおう。

 

かつお菜。

以前買ったかつお菜は、大きな葉っぱであった。これは菜の花のようなもので、あまりレシピも見つからなかった。なので、菜の花レシピに倣うことにした。まぁお浸しだ。

 

湯をたっぷり沸かし、塩を入れ、かつお菜を投入。洗わないのか?洗いません(笑)どうせこのあと水につけるのだ。手間は少ない方がいい。

かつお菜を鍋に入れる。長いので、時間をかけて沈めていく。と、花の方から何かがぶら下がっているのが見えた。

 

虫だった。

 

5ミリほどの小さな幼虫だ。げええええ!!

とっさに菜箸で絡め取り、水で流す。

鍋を見ると、浮いてるよ、虫がたくさん・・・・・・・・。

 

先にしっかり洗うべきであった。虫を殺した罪悪感と虫を煮てしまった嫌悪感。

それにしても、結構な数である。ちゃんと取り除けるのだろうか?

大きめのボウルに水をたっぷり入れ、かつお菜をザブザブ泳がせる。

上下を何度も返し、水も何度も取り換え、ザブザブザブザブと。

出てくる出てくる😂

不安だ。これで全て取り除けるのだろうか。

 

仕方なく、1本1本手に取って、葉を開いて確認した。どえらい時間がかかったが、3匹取れた。

花の方を確認するのを忘れていたが、もう気力がない。虫のことは忘れるようにする。

 

このかつお菜は、辛子醤油で和えて蕎麦のトッピングにした。蕎麦を食べたのは翌朝のことで、時間経過により記憶が薄れていた。それを助けにして、思い出さないよう努めて食べたのだ。

 

良く、虫がいるのは美味しくて農薬がない証拠だ、などと言うが、農薬上等だ。あんなん見たら食べられん。

これまで虫なんて気にしたことがなかったが、すでに結構食べているのだろうか。

知らない方がいいこともある。知らない方が良かった。

こんな時、みんなどうしてるんだろう?大らかに食しているのだろうか?

捨てるという選択肢がないなら、大らかになるしかないだろう。

知らない方が良かった。

知らんぷりをする。

知る前の、無邪気な頃に戻る。

野菜に虫なんかついてないよ!

 

でももう、かつお菜の花は買わない。キッパリ。