久し振りにコーヒーを飲んだ。
やっと体調が戻ってきたのだ。
単なる飲み過ぎだと思っていたが、こんなに長引くのには他に原因があったのだろう。
全く食欲がなくなった。消失と言っていいほど。食べようと思うと、何とも言えない体の反発が中から湧き上がる。そこで諦めてしまう感じだ。あんなことは初めてであった。よほどのことがないと、食欲がなくなることなどない(笑)熱があってもパピコぐらいは食べられるものである。エルの不調もこんな感じだったのだろうか。
あくまでも憶測だが、月曜日と火曜日に、エルに噛まれたのだ。そこがパンパンに腫れた。噛まれるなど良くあることだが、今回に限って腫れあがったのだ。もしかして菌が回ったか。
猫の口の中には雑菌がたくさんあり、また牙が鋭いため噛むと深く刺さり、噛まれた人の体内に入りやすいとのこと。しかも傷口が小さいためにすぐに塞がってしまい、閉じ込められた雑菌が繁殖しやすいらしいのである。
そしてその治療は、凄惨を極める。ネットでの経験談を見ると、患部に直接刺す激痛の注射、同じく激痛の患部の洗浄、それでもダメなら手術、と地獄だ。皆一様に、噛まれたら軽症でもすぐに病院へ、と言っている。
パンパンに腫れた時点で迷ったが、エルの病院で予想外の出費があった。ギリギリまで様子をみたかったのである。少なくとも前回よりはまだマシだ。熱が出るかリンパが腫れるまでは待つことにした。
思えばこの時に、何らかの菌が私の体に悪さをしていたのではなかろうか。今、指の腫れはかなり治まってきた。体調と連動しているように思えなくもない。
余談だが、何とか病院行きを免れるように、何度か指の傷をしごいて中のものを出す努力をした(笑)痛かったが、噂の治療よりはマシなはずだと思って耐えた。石鹸で洗うのもいいらしい。痛かった。
昨日はカレーを作った。熱はないので、休み休みなら割と動けるのだ。ひとくち食べたら美味しかった。しかし「じゃあ」と食べようと思うと、胸が詰まったようになる。それでも美味しかったことは前進である。
今日になると、ダルさが抜けていた。噛まれた指も、かなり曲がるようになった。
昼に残り物を食べたら、美味しかった。結構食べた。
食べたことにより力が湧くのか、思考までも元気になるのが分かる。
これだよこれ!
やるべきこと、やりたいことがたくさんあったじゃないか。
「できれば寝ていたい」なんていうのは、正常じゃない。やりたいことが溢れてるのが、健康の証だ。本来、人生は楽しいものじゃないか。
なんか反動で、色々ポジティブになっている。美味しいものも食べたい。部屋も片付けたいし、バンドの練習もしたい。
もう木曜日か!
ずいぶん時間を無駄にしてしまった。
でも大丈夫、今はスーパーポジティブだ。スキップしながら洗濯物でも取り込みに行こうと思う。
健康に、感謝。