ざっくり切ったところで終わっていたが、その後は隙を見てちょこちょこ、整える程度に切っていたのだ。いかんせん、素人カットである、満足することなどなく、終わりがない。面倒くさくなった。最終形はこんな感じ。
ガタガタだけどね(笑)面にはならないなぁ。
前回。
ビフォー。
こうして改めてビフォーを見ると、確かに暑苦しいね(笑)切って良かった。
ついでに報告する。風呂に入れた。白状するが、最後にトリミングに行ってから、一度も入れていなかったのだ(笑)
嫌がるし大変なので、つい延ばし延ばしに・・・。約1年ぶりとなる。
犬のお風呂は月1ぐらいがいいとのこと。毎月やってれば、少しは慣れるかもしれない。頑張ってみますか・・・。
自力でお風呂に入れたことは、この家に来た当初に2回。雨でズブヌレになった時と、普通に「お風呂に入れなくちゃ」と思い立った時。
どちらもミッツは嫌々、という感じだったが、やれないことはなかったのだ。私の気持ち次第だと思っていた。
ところが今回は、かなり手こずったのだ・・・。
脱衣室までは入ってきたので私も服を脱いで、さぁ一緒に、と思った途端に逃げた。
お風呂の経験を覚えていたようだ。一度脱衣室を出たら、もう入ろうとしない。
抱いて脱衣室に戻し、ドアを閉める。そしてもう一度抱いて風呂場に行こうとしたら、ひっくり返って抵抗した。背後を取らせてくれないので、抱いて入れることができない。ひっくり返っているので、歩かない。無理矢理持ち上げようとすると、噛みついてこようとする。これは困った。
困ったが、ここで引けば、今後もこれで通されてしまうだろう。ひっくり返って噛んでやればいいと。風呂に入らない事より、そっちの方が問題のような気がする。
噛みつきは、威嚇程度だ。すぐに手を引っ込めるのでいくらもダメージはないが、そのまま強引に持ち上げようとすれば、ガッツリ噛まれそうで怖い。
持ち上げるのは無理だ。自ら行ってくれれば一番いいんだが。
「ミッツ、お座り。」
無駄とは思いながら、言ってみる。ダメダメ、毅然とせねば。
「おすわり!」
じっと目を見て、「他の選択肢はない」という雰囲気を漂わせる。
「おすわり!」
「おすわり!」
「おすわり!」
ミッツは一向に動こうとしない。しかし、表情には戸惑いが見える。
「ミッツね、他の人にやってもらうの、嫌でしょ?だから私がやってあげるんだよ。」
ダメもとで、説得(笑)言葉は通じなくても、何かが通じてくれないか。
アホらしいが私はしばらく説得を続けた。それでもやはり、持ち上げようとするとガウッとなってしまう。
フー。
私は座り込んだ。みっつはひっくり返っている。
こうなったら、長期戦だ。1センチずつ押していこう(笑)私はミッツにぴったりくっつき、少しずつ風呂へと押していった。
長い時間をかけて、やっと移動に成功した。ミッツもどこかで観念していたように思う。説得も無駄じゃなかったと思いたい。
次はシャワーだが、ミッツは水溜まりが嫌いである。まず足に流れて来た水を嫌がり踊り出したが、上からお湯をかけたら大人しくなった。恐らくあまりのことにどうしようもなくなったのだろう。かくして、洗いも無事終了した。
次は乾燥だ。道のりは長い。だから気が進まなかったのである。
前回犬ドリルで部屋中水浸しになってしまったので、マットを買ってあった。しかしこんなんでは全然足りなかった。必要なのは厚みではなく、大きさだ。
できるだけタオルで拭いて乾かし、最後の難関ドライヤー。
念のため、「弱」での送風だ。道のりは長い。
やれどもやれども乾くことはなく、私もミッツももう限界だ。ほどほどで解放した。
しかし、やり遂げたことに意義がある。ミッツも私も頑張ったぞ。
次回はハードルが上がるのか下がるのか。
しばらく考えたくない。1ヶ月なんて、早過ぎる。もうちょっと時間下さい。