50代にして役のためにドラムを習得したという阿部寛のプレイも、見どころだ。
監督:内田英治
キャスト:阿部寛、清野菜名、磯村勇斗
捜査一課の成瀬は、この道30年のベテラン刑事。
「捜査は足で稼げ」が口癖の昔ながらの鬼刑事で、そのあまりの熱血ぶりに周りには煙たがられていた。ついにはパワハラで告発されて、音楽隊へ異動に。
刑事としてプライドを持ってやってきた成瀬だ。音楽隊など屈辱以外の何ものでもなく、やる気にはならない。
蓋を開けてみれば音楽隊は、似たような連中の集まりだった。
みんな警察官としての仕事を兼務しており、音楽など負担でしかない。
その中でも本当に音楽が好きで隊に加わった春子は、成瀬の態度を見過ごすことができなかった。
春子との衝突、捜査途中になっていた強盗事件、反抗期の娘と痴呆症の母親。
八方塞がりの成瀬だったが、「セッション」が少しずつ、彼の生活をも変えていく・・・。
まぁ先の読めそうなベタなストーリーだ。それでもキャストが好演しており、ただただ気持ち良く見ることができた。
特に阿部寛演じる成瀬の嫌な野郎っぷりが少しずつ変化していくのは、気持ちがいい。
シンプルながら、最後までダレずに飽きさせなかった。やっぱり役者さんの魅力が大きいかな??
ぽ子のオススメ度 ★★★★☆
ダンナのオススメ度 ★★★★☆