ミッション:捕虜の救出。
今私がハマっているゲームは、軍事拠点に潜入し、様々なミッションをクリアしていくステルスゲームである。
例えば、捕虜の救出。
方法は色々ある。
基本的に隠れながら進むのが賢明だが、強力な武器があれば強引に突っ込んでいくのもありだろう。
このアプローチがダメならこう、というように自由度が高いところが面白いところでもある。
こういうことを考えるのは楽しいもので、様々なアプローチから攻略していくのがゲームの醍醐味と言えよう。
娘ぶー子などはすぐに攻略サイトを見てしまうので、もったいないなぁと思う。
こういった「物事の攻略」は、実生活にも応用できる。
例えば、犬が新しい家族となったが、その扱い。ミッション「無駄吠え防止」、ミッション「待て」。ゲームだと思えば、苦ではない。
家事においてもそうだ。
どうしたらもっと効率良くなるか。
日常は、ミッションに溢れている。
そんな中で、目下難易度の高いミッションが立ちはだかっているのだ。
「ご飯を少なめにお願いします」。
外食時にライスを減らしてもらいたいのだが、サービス精神からか、減ったところでやっと普通の一人前という感じである。
なので最近は「半分で」とお願いするのだが、半分で出てきた試しがない。
こうなると次の分量は「ちょっぴりで」になるが、さすがにそれは言いにくい。ゼロではなくちょっぴり。ちょっぴりでもどうしても食べたいんかい、みたいな往生際の悪さ。
そして店側としても、「ちょっぴり」を出すケチ臭さがあるだろう。
どうしたら、半分の量で出てくるのだろうか。
ファミレスなどはオーダーの入力に対応していないからなのか、「ご飯は半分でお願いしたいんですが」「はい、少なめですね」と頑固に変換されてしまう。
値段は同じでいいから、減らして欲しいと言うのに。
次のアプローチは、私のライスをなしにしてダンナのライスを分けることだ。
しかしなぜだろう、「ライス抜き」と言うのがどうにも恥ずかしいのだ。
もっといいアプローチはないものか。
ミッション、本日もクリアならず。