賛否分かれそうな作品である。
私は、う~ん・・・(笑)
監督:李相日
キャスト:松山ケンイチ、宮崎あおい、妻夫木聡、森山未來
八王子で起きた殺人事件。
犯人は逃走したまま月日だけが流れていたが、テレビで公開捜査をしたことから少しずつ展開を見せ始める。
千葉では、素性の分からない田代。数ヶ月前から、どこからかやってきて港で働き始めていた。真面目だが寡黙で、得体の知れない存在であった。
東京では直人。同性愛者の優馬のマンションに転がり込むが、やはり自分のことは語りたがらず、謎の多い男だ。
そして沖縄。
無人島に住み着いている田中は、旅慣れた感じのバックパッカー。
気のいいアニキといった感じだが、徐々に精神不安定な面を見せ始める。
3人とも、犯人の写真にどこか似ている。
公開捜査により彼らの周りも、「もしかしたら・・・」と思い始めるが、果たして・・・。
東京、千葉、沖縄の全く接点のないストーリーが細かく切り替わり、最初のうちは何が何だか分からない。
どうやらこの中の誰かが犯人なのか?と思うまでも長く、なかなか全貌が見えてこないストレスがあった。
また他人にすぐに気を許す展開にも無理を感じ、マンガっぽいなぁと感じつつ観ていたのだ。
犯人の動機もマンガだ。
しかしそんな中で、発達障害らしい愛子や、優馬らの同性愛などがとてもピュアに描かれていたのが印象的であった。
俳優陣の演技が素晴らしく、そういう部分では見応えあり。
ぽ子のオススメ度 ★★☆☆☆
ダンナのオススメ度 ★★★☆☆