人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子53歳。

 

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ポンコツ

えーっと・・・、

   

また行って来たのだ(笑)前回不完全燃焼だったので。

今度はちゃんと登山めいたものをして帰りたい。

着るものなどの装備も少々整え、前日は飲まずにコンディションも整え。

いざEE:AEB85

今度はケーブルカーには乗らずに、歩いて行く。

スタートから出ているコースは完全舗装の1号路、沢沿いコースの6号路、見晴らしのいい稲荷コースの3コース。

1号路は一度行って死んだので笑、6号路か稲荷か。

見晴らしがいい、という稲荷コースに惹かれたが、ちょっと険しい部分があると書かれていた。

う~ん、険しいったって、行ったらもう行くしかないんだしね。最悪戻ればいいんだから、変に情報のないうちに行った方がいいんじゃないか??

高尾山ごときでへばって上れないほど、ポンコツではない。

稲荷コースへ向かうも、スタートから急な階段である。げぇ、階段苦手・・・EE:AE5B1

ちょうど6号路との分かれ道になっていたので、結局6号路を行くことにしたのだった。

思いの他なだらかで、歩きやすいコースである。

ただ人が多く、自分のペースで歩きにくい。

遅い人には追い付いてしまうし、早い人には追い付かれてしまう。

譲るにもタイミングがあるので、もうただひたすら背後を気にして歩いているばかりであった。

ガイドにあった通り、道は沢沿いに伸びている。時には沢を横切ることもあった。人が少なければ、凄くいい感じなんだけどなぁ。

すると突然、パァッと空が開けたのだ。

ずっと閉ざされた森林を歩いていたのである。思いがけぬ外界との再会に足を止める。

・・・もっと止まっておけば良かったのだ。

何なら座って休んでオヤツでも食べておけば良かったのだ。

自分の力を過信していた訳ではないが、何も考えていなかったのである。

その考え足らずが、引き起こした事態であった。

地図で見ても、もうゴールは近くなっていた。

およそ1時間半のコースである。歩きやすい道が多かったので、まだまだ余力はあった。

やがて目の前に、細い丸太を渡しただけの階段が現れた。見たところ、かなり急である。

なぜか分からないが、私は本当に階段が苦手だ。駅の階段なんかでも、すぐに息が切れる。

先週来た時にも、階段以外は全く辛くなかったのに、階段に泣かされた。

そしてこれまでの高尾山においても、何度も階段で地獄を見た。

ウンザリしたが、想定内だ。終わらぬ地獄はない。気合いだ。サッサと終わらせてしまおう。とっとと思い出にしてしまうのだ。

グッ、グッ、と力を込めて体を押し上げていく。気持ちが萎えたらおしまいだ、前へ、前へ。

最初は10歩ぐらい行っただろうか。

しかしそこで一度足を止めたら、とてつもない疲労感が押し寄せてきたのである。

いかん、この疲労を感知しては気持ちが萎える。進めEE:AEB30

気合を入れて、また進む。

ところが進む歩数はどんどん減り、休む時間はどんどん増え、とうとう一歩ずつ上がっては休んでという歩みになってしまった。

やがてベンチが現れた。もうすぐゴールのようである。

ベンチに座り込んで動けなくなったが、このゴールは「6号路のゴール」である。頂上まで、まだ少しある。

見たところこの先は、舗装されて歩きやすそうだ。もうこんな思いはしないだろうとは分かっているのだが、どうしても体が動かない。

ずいぶん長い間休んだが、良くなりそうもないので頑張って頂上を目指すことにした。

クラクラする。雲の上でも歩いているようだ。耳鳴りがする。足が重い。

階段で死んだことは何度もあるが、こんなことは初めてである。

頂上で座り込んで、私は途方に暮れた。帰れん。これもう、戻れないんと違うかEE:AE5B1

動けないので、昼ご飯を食べることにした。頂上のお蕎麦屋さん。

冷たいとろろそばを食べた。美味しかった。

そして・・・、

不思議なことにすっかり元気になってしまったのである。ダンナが呆気にとられていた。

後で調べて知ったのだが、こういうのを「シャリバテ」というらしい。要はエネルギー(シャリ)不足(バテ)だ。

登山とはすごくエネルギーを必要とするものらしく、きっちり食べておかないとこういうことが起こるそうだ。

しっかりご飯を食べ、途中でも栄養補給をし、いざバテたら甘いもので速やかに回復を促すのが基本とのこと。

山登りなんて、誰にでもできるお散歩ぐらいに思っていた罰である。まぁ早い段階で戒められてまだ良かった。

なにしろ、もっといろいろ登ってみたくなったのだEE:AEACD

また扉を開けてしまった。

やりたいことが多過ぎて、これは幸せというのだろうか??