人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子54歳。

ザ・ロード

静養休日。

2日連チャンで、映画鑑賞だEE:AE482

      

  監督:ジョン・ヒルコート

  キャスト:ヴィゴ・モーテンセン、コディ・スミット=マクフィー

遂にその日は来た。

地球は雪の世界に閉ざされ、父子は南を目指す。

木々は枯れ果て、生物は息絶え、灰色の世界で残骸を漁りながら、少しでも暖かい場所へと進んでいくふたり。

時々出会うのは同じ境遇の者か、人間を狩る危険な集団だけである。

安全な場所など一時しのぎだ。先へ、進むしかない。

父親は息子を守る。しかし、そんな自分にも、いつ何が起こるのか分からないのである。

息子よ、強くなれ・・・。

地球がこのような状態になったことについては、あえて触れていない。

しかしそんなことなど気にならない程、自然であった。

死んだ地球に取り残された人類のサバイバルだ。

壮絶でありながらそれは、暗く静かである。

その不気味な感じと、常に強いられる緊張感がたまらない。

そんな中、親子の絆だけは暖かい。

しかし絶望的な状況の下、何がなんでも守らなくてはならないものを抱えている父親の気持ちを思うとこちらも辛くなる。

で、これ、どうやって終わらせるんだろうEE:AEB2Fと思う程、救いようのない展開だ。

なるほど気持ち良くまとめてくれたが、強引さは否めない。

とはいえ、もう他にどういう方法があるのか。気持ち良く終わっただけでも、アッパレだ。

個人的に、ファンタジーほどぶっ飛んでないこの程度の架空の世界観は好きだ。

「ヴィレッジ」、「サイレント・ヒル」、「インセプション」など、ありえないけどどこかで起こっていそうな世界。

そういうのは、個人的にはもの凄く好きだ。なのでこの評価は贔屓目ではあると思うが。

ぽ子のオススメ度 ★★★★★

ダンナのオススメ度 ★★★☆☆