邦画で「手紙」か・・・。
まったりホンワカ系か。
こりゃギャンブルだなEE:AEABF
監督:生野慈朗
キャスト:山田孝之、玉山鉄二、沢尻エリカ
兄が強盗殺人で刑務所に入っている直貴は、それが理由で職や住居を転々とする生活を余儀なくされていた。
それでも兄は、幼い頃に親を亡くしてからずっと自分を支えて来た大切なたったひとりの肉親である。
強盗も、優等生である直貴を何とか大学に行かせるためにやむなく働いたのだ。
兄を思う気持ちは、変わらなかった。
手紙のやりとりを絶やさず、月日は流れていく。
しかし世間は残酷なものだ。
「殺人犯の弟」という身の上が知れ、何度も大切なものを失っていく直貴。
もうこれ以上、兄のために犠牲になりたくない。
とうとう直貴は兄に、「最後の手紙」を出すのだった・・・。
切なくて暖かい、というべき作品なのだろう。加害者の家族視点という、珍しいアングルだ。
しかしだよ。ちょ~っとツメが甘いというかお粗末と言うか、いかにも美談のフィクションで茶番と言いたくなる。
まず、兄の殺人。
華道に使うハサミがささって死ぬとか、ないでしょEE:AEB64しかももみあってたまたまお腹にきれいに刺さるとかEE:AE5B1
金持ちの令嬢との恋愛、その婚約者。
直貴の部屋に乗り込んで来る件は昭和の少女漫画そのものである。このクライマックスで思わずダンナと笑い出してしまった。
悪役になるだろう令嬢の父親が、むしろカッコ良く見えてしまうという滑稽さ。
すまんが全く感情移入できなかった。
ただ、役者陣の演技は、どれも素晴らしかったと思う。
そう言う部分では、見応えがあった。
世間ではかなり好評の作品のようなので、私の感想はあまりあてにならんかもです。
ぽ子のオススメ度 ★☆☆☆☆
ダンナのオススメ度 ★★★☆☆