暑い・・・・・・・。油断した・・・・・・。
愚痴らせてくれ。
こんなんで午前中を無駄にして、とても悔しい。
暑い、それだけで、この有様なのである。
暑さに弱く、毎年どうにかならないものかと頭を悩ませていたが、このところ涼しかったのですっかり油断していた。
奴らはそんなに甘くはない。
ひとりでエアコンをかけるのももったいないので、無理をしてしまった。
もう地獄だ。
暑さ自体は、大したことはない。意外と1階の部屋はそれほど暑くはない。
しかし体は耐えられないのである。
頭→暑くない。
体→耐えられない。
このギャップが落とし穴であった。これぐらいなら何とかなると思ったのである。
イメージ的には、砂漠のど真ん中を何時間も歩かされている感じだ。
体にまとわりつくような重さ。
体をしっかり立てることもできず、ヨタヨタと移動する。その先々で横になっている始末だ。
それでも「そんなに暑くはない」という認識なので、これは何かの間違いだという気がしてしまう。
頭が痛い。
思考力がなくなり、何もできなくなる。
こんなんでは、このまま一日終わってしまう。
おかしい。
どうしてこんなことに。
暑いからです。
エアコンを入れ、部屋が涼しくなるにつれ、体にまとっていた重い殻が落ちていくようだ。
頭もスッキリしてくる。
なんだ、暑いだけじゃないか。
私は暑かったのだ。
無駄に戦ってしまった。
夏が終わるまでずっとこんな毎日になるのかと、早くも絶望していた。
ありがとう、エアコン。
夏よ、私は戦わない。あなたはいつも強く、あなたは正しい。
私はひっそりと、エアコンに守ってもらうことにする。
みんな、無理はいかんぞ。
まだまだ夏はこれからである。